プロの学校

なんでもできる平均人(ジェネラリスト)より、これが強みだというプロフェッショナルを目指せ! プロの自分をつくる極意を伝授。 成長を続けるための「心・技・体」入門。

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

プロフェッショナルは、ルーティンにこだわる

ぼくはね、同じ時間に起きて、

同じ路を通って店に行き、

いつも同じ手順で準備を始める。

そうやって常に自分の毎日の流れを

崩さないように邪念が入らないようにし、

調理にのみ集中できる環境を作るんだ。

だからぼくは、マスコミの取材も受けないし

テレビにも出ない。

そういったイレギュラーなことが入ると、

心が乱れて調理に影響するような気がするからね。


コート・ドール、シェフ、斉須政雄



東京・白金高輪にある
日本最高峰のフレンチレストラン
「コート・ドール」。
そのオーナーシェフとして、
斉須政雄氏は、活躍を続けています。

「コート・ドール」というレストランは
なぜ、最高峰のフレンチレストランとして、
常に輝き続けているのでしょうか?

それは、斉須氏のルーティンへのこだわり
であろうと思います。

斉須氏は、こう言います。

ぼくはね、同じ時間に起きて、
同じ路を通って店に行き、
いつも同じ手順で準備を始める。

そうやって常に自分の毎日の流れを
崩さないように邪念が入らないようにし、
調理にのみ集中できる環境を作るんだ。


だからぼくは、マスコミの取材も受けないし、
テレビにも出ない。

そういったイレギュラーなことが入ると、
心が乱れて調理に影響するような気がするからね。


つまり、
ルーティンを変えることなく
料理に対峙することが、
結果、頂点に立ち続ける唯一の理由なのです。

これは、メジャーリーグで活躍を続ける
イチロー選手にも通じるものがあります。

多くの人が語るイチローの凄さとは、
毎日のルーティンを絶対に変えないこと。

同じ時間に起きて、
ゲームの前には、
同じ時間にカレーライスを食べ、
同じ時間にスタジアムに入って、
ストレッチや素振りのメニューをこなす。

これを10年以上も続けるのは、
並大抵の努力ではありません。
このルーティンを守り抜く姿勢が、
今日の結果を生んでいるのです。

斉須氏は、バブル絶頂期に、
東京中のすべてのレストランが
クリスマスイブの夜を2回転、
3回転させていたにもかかわらず、
「コート・ドール」だけは、
一日一回転のお客様しか
受け付けていなかったそうです。

これもまた、
商業主義によらない、
料理とサービスのクオリティーへの
シェフのこだわりであると思います。

プロフェッショナルは、
あくまでも、
ルーティンにこだわるのです。


天崎 拝

調理場という戦場―「コート・ドール」斉須政雄の仕事論 (幻冬舎文庫)調理場という戦場―「コート・ドール」斉須政雄の仕事論 (幻冬舎文庫)
(2006/04)
斉須 政雄

商品詳細を見る


















スポンサーサイト

| プロフェッショナルの体:足腰 | 19:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

習慣という友を持つ


私はあなたの変わらぬ友である。

私はあなたの最大の支援者、

そして最大の重荷である。

私はあなたの背中を押すこともあれば、

失敗へ引きずり込むこともある。


私はあなたの思いのままである。

私は何あろう、習慣である。




習慣というものは、
いずれも、出来上がってしまうと
自分にピッタリとついてくる。

習慣とはそういうものだ。

しかし、習慣には、
良い習慣と悪い習慣がある。

良いことも、悪いことも、
繰り返すことによって固定し、
習慣化する。

良い習慣は、最良の友であるが、
悪い習慣は、重荷となってしまう。

プロフェッショナルの共通点に、
この習慣化がある。

例えば、イチロー選手の
徹底したルーチンへのこだわりは有名だ。

ホームで試合の日、
昼食は、毎日カレー。
シーズン中は何年もこれを続けている。

球場入りから、試合に入るまでの作業、
練習、試合終了の作業を全てルーチン化している。

打席に入る迄の作業もルーチン化。
イチロー選手は、二人前の打順のバッターが
打席に立った瞬間から、
グローブを手にはめていき、
自分が打席に立つまでのルーチンを
一つずつこなしていきます。

そして、最後にバックスクリーンに
バットの先を向けて間合いを確認していく
というおなじみのスタイルをこなす。

これらのルーチンも、
一つの習慣である。

ではなぜ、
イチロー選手は、
このような習慣を身につけているのだろうか。

イチロー選手は、
これら一つずつのルーチンをこなす、
それが、意識せずに無意識にこれらの作業を
行うまで繰り返して習慣とした。

朝起きて顔を洗い、
歯を磨く。
玄関を出る時には鍵をかける。

これらの私たちの行動も
習慣化され、無意識で行われている。

イチロー選手は、
これらのルーチンを
無意識でこなしていくことで、
自分をベストの状態に持っていく。
そして、
打席における集中力を高めていく。

つまり、
ベストコンディションで試合に臨むために、
常に同じ練習メニューを試合前に行っている。

そして、試合後は、
今日の試合を振り返りながら、
グラブをしっかりと磨くルーチンを行う。

こうして、イチロー選手は、
ベストコンディションを維持し続け、
休むことなく、打席に立ち続けている。

そして今も、
この習慣という友と一緒に、
プロ野球選手としての道を歩み続けている。

| プロフェッショナルの体:足腰 | 15:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

プロフェッショナルは、フロー状態をつくる

一つのことに深く没入しているので、

他の何ものも問題とならなくなる状態であり、

その経験それ自体が非常に楽しいので、

純粋にそれをするということ

のために多くの時間と労力をついやす

のがフロー状態である。

そして、フロー体験の繰り返しの中で、

成長の段階を上がる。


   心理学者、チクセントミハイ
  



以前、マラソンの高橋選手などを育てた
小出監督のお話を聴く機会がありました。

彼は、マラソン選手が42.195キロを完走しメダルを
獲得するためには二つ必要なものがあると言っていました。

一つは、
ゴールのイメージをしっかりと持つこと、
それを信じられるまでイメージを作ること 
です。


シドニーオリンピックで、彼の指導した高橋尚子選手の頭には、
どこでサングラスを捨てるのか、競技場のトラックに入ると
何メートル後に2位の選手が後続しているのか、
といった具体的なイメージをはっきりと描き、
その通りになったのだそうです。

二つ目に、
目に見えるところに小さなゴールを決めて走ること 
が大切だと言っています。

ゴールのイメージを描いたとしても、
42.195キロという長い道のりは、
厳しく実際にゴールは見えません。

そこで目に見えるところにゴールを決めて、
あそこのビルまで頑張ろう、
そこに着いたら今度はあの建物まで・・・と
小さな目標をクリアしながら、ゴールまで進んでゆくのです。

私たちの仕事も、これと同じようなところがあると思います。

大きな成功をつかむためには、
達成したイメージをしっかりと描くこと、
それができると信じること が大切です。

できると言い切ってしまえば、
ではどうすればできるのかと考えることになります。

しかし、できないと言ってしまうと、
それ以上は前に進めません。

そして、その大きな目標を小さな中間目標に分解して、
小さな目標をひとつずつクリアしてゆくことで、
小さな成功を体験しながら、
長いプロセスを乗り越えてゆきます。

ここでもう一つ重要なことは、
その長く苦しい闘いが楽しいと思えるかどうかという点です。

高橋選手は、ゴールしてからレースを振り返り、
このレースは楽しかったと言っていたそうです。

つまり、私たちはゴールの瞬間だけで、
成功を感じるのではないということです。

頂上に立ち、苦労して走ってきた道のりを振り返ると、
その苦労の連続のプロセスそのものが成功であり、
楽しく、幸せであったということです。

私のこれまでの体験を振り返っても、
目標を達成したこと以上に、
ゴールを目指して一心不乱にチャレンジし、
悪戦苦闘している厳しい瞬間の中にこそ、
仕事の楽しさ、喜びや、やりがいがあったように感じています。
 
ハンガリーの心理学者、チクセントミハイは、
ロッククライミング、ダンス、バスケット、チェス、外科手術などの研究例から、


『一つのことに深く没入しているので、
他の何ものも問題とならなくなる状態であり、
その経験それ自体が非常に楽しいので、
純粋にそれをするということのために多くの時間
と労力をついやすのがフロー状態である。
そして、フロー体験の繰り返しの中で、
成長の段階を上がる。』



とするフロー理論を提唱しています。

「フロー(流れにのった状態)」とは、
我の境地で物事に夢中になる状態であり、
「行為の自己目的化」、つまり、
行為そのものが楽しい)という点がポイントです。
そして、その行為(楽しみ)に伴う「努力」もまた楽しいと感じるところです。

では、どんな活動に対して、フローが起こるのでしょうか。

チクセントミハイが見たところによれば、
明確に列挙することができる『フロー体験』の
構成要素が8つ存在するとしています。


1.明確な目的(予想と法則が認識できる)

2.専念と集中、注意力の限定された分野への高度な集中。
(活動に従事する人が、それに深く集中し探求する機会を持つ)

3.自己に対する意識の感覚の低下、活動と意識の融合。

4.時間感覚のゆがみ - 時間への我々の主体的な経験の変更

5.直接的で即座な反応
(活動の過程における成功と失敗が明確で、行動が必要に応じて調節される)

6.能力の水準と難易度とのバランス
(活動が易しすぎず、難しすぎない)

7.状況や活動を自分で制御している感覚。

8.活動に本質的な価値がある、だから活動が苦にならない。




これらの要素を見ると、共通要素があります。

何らかの現実的な問題に対して、
自分自身が影響を与えることができること、
しかし影響を与えることは、それほど容易でないことです。

つまり、手を伸ばせば届く可能性のある、
しかし難しい問題に対して、
自らの意思でそれを選択し、
自分でその解決方法を考え抜き、
自ら進んで具体的な取り組みをしている時、
没我の状態になり、時間を忘れて集中し、
それが楽しく、やりがいを感じるということです。

プロフェッショナルの成功は、
目標を設定し、苦労を伴いながら達成してゆく中で、
フロー状態の体感を繰り返すプロセスの中で、
やる気を絶やさず、やりがいを持続し、
成長をしてゆくことなのです。




フロー体験とグッドビジネス―仕事と生きがいフロー体験とグッドビジネス―仕事と生きがい
(2008/08)
M. チクセントミハイ

商品詳細を見る





今日の心技体は、いかがでしたか?宜しければ、クリックを↓

にほんブログ村 ベンチャーブログ 社会起業家へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ


 RSSリーダーで購読する




| プロフェッショナルの体:足腰 | 13:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

とにかく、今すぐに始めること

怠惰を抑えて

仕事に向かわせる最も有効な

手段として役立つのは、

習慣という偉大なる力である。




怠惰を抑えて仕事に向かわせる最も有効な手段
として役立つのは、習慣という偉大なる力である。

・・・仕事の机につく。精神をそのことに向かるという決心が
根本的に最も困難な事であるので、一度ペンとか、鍬を手にとって、
最初の一線を引き、最初の一撃を下すならば、
すでにそのやるべき仕事は、非常に容易になっているのである。

・・・良く働くためには、元気はつらつと愉快な気分を持って働く
という事が重要である。
もっとも、最初は気分が向かなくても始めなければならない。

・・・仕事は迅速にすることである。
迅速に仕上げられた仕事が最も良くて、
最も効果があるというのは私の持論である。
おそらくたいていの仕事をする人たちはその経験上、
この説に賛成であろう。

  カール・ヒルティー



スイスの法学、哲学、政治家のヒルティーの言葉です。

何か新しいことを始めようと決意しても、
いざ実行となると二の足を踏むことがあります。

新しいことを始めるのは、意外に億劫だからです。

「成功哲学」などの本を読んで、モチベーションが上がって、
やる気になってテンションが上がっても、
本を閉じた瞬間に、元の世界に戻ってしまい、
何も変わらないということは、日常的にありがちなことです。

私の場合、、日記を書く、ブログを書くなどということを決めても、
締め切りがあるわけでもなく、 

特に期限が決まっていなければ、今日は気分が乗らない、
仕事に集中してエネルギーが残っていないなどの勝手な理由を作って、
ついついサボってしまうことが反省されます。

三日坊主といいますが、お恥ずかしい話ですが、
日記帳だけでなく、家にはフィットネスマシーンやら、
トレーニングのDVDといった過去の『やる気」の残骸が
たくさん残っています。

ヒルティーは、「幸福論」「人生論」「眠れぬ夜のために」など、
多くのロングセラーの著作を残していますが、
それを成しえた理由は、ただ一つ。

毎日机に向かい、ペンを持って書く  

・・・ということでした。

まず、やると決めたことをやる体制に入ること、
やらざるを得ない体制に身を置くことが大切だということでしょう。

例え、体調が悪かろうが、気分が乗らなかろうが、
必ずファイティングポーズをとるのが、
プロの第一条件ということです。

イチロー選手が、打撃コーチであった奥村氏の
「高校時代にこだわり続けてきたことで、
これはプロになるためによかったと言うものがあるか」
との質問に、

「高校時代、毎日10分だけ素振りをしました。
1年365日、3年続けたそのことで、たった10分がすごい時間に感じ、
誰よりも継続したことで強い気持ちが持てるようになりました。」

と答えています。


一日わずか10分の素振りの練習。

しかし、それを3年間欠かさず続けてきたということ自体が、
イチロー選手の自信を生み、
結果としてプロ野球選手への道に進む力となったのです。

続けることの難しさをイチロー選手は知っています。

そして、イチロー選手は、プロになった今でも、
その素振りを誰よりも愚直に、毎日毎日、
「習慣」として丁寧に繰り返しています。

つまり、イチロー選手をあれほど偉大な選手に育てたのは、
才能ではなく、小さなことをきちんとこなす
「習慣」の力なのです。

とにかく、決めたことは、始める。

すぐに始める。

そして、それを続ける。

そうした小さな積み重ねが必ず、
ある日、大きな成果として返ってくるのだと思います。


 RSSリーダーで購読する



| プロフェッショナルの体:足腰 | 13:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |