プロの学校

なんでもできる平均人(ジェネラリスト)より、これが強みだというプロフェッショナルを目指せ! プロの自分をつくる極意を伝授。 成長を続けるための「心・技・体」入門。

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『企画力』、普通のカレーを世界最高のカレーにする力


企画者とは、

顧客の立場に立って、

顧客を楽しませる、

気の利いた人であれ。

小山薫堂




放送作家、小説家の小山薫堂氏は、
企画することについて、
こう言っています。

日本人は、お客さんがきた時、
その脱いだ靴をお客さんが
帰りやすいようにパットやりますね。
日本人には当たり前ですが、
海外の人はびっくりします。
ああいう、靴をひっくり返す感覚で
物を見られるようになれば企画を
思いつくようになります。

小山薫堂氏は、
お客様に喜んでいただけるよう、
気の利いた事、
ちょっとしたサプライズを
自然にやることを企画の基本としています。

つまり、

企画者とは、顧客の立場に立って、
顧客を楽しませる、気の利いた人であれ

というのが根本精神であるとしています。

営業の世界でも、
お客様とのやりとりの中で、
心を動かすホットボタンを探すこと
が重要です。

ホットボタンとは、
ニードのツボのようなもので、
そこをプッシュすると
ニードが喚起され、心を動かし、
商品の購入を真剣に考えることになります。

このホットボタンを見つけることも、
人が喜ぶことを考えるのも、
相手の話を聴き、
求めるものを感じ取る力が必要です。

私は、これを『慮る力』と呼んでいます。
文脈を読み取る力と言ってもいいでしょう。

そして、
企画力というのは、
さらに読み取るだけではなく、
それを期待を超えるものとして、
あるいはサプライズの形で、
相手に提供してあげることです。


NHKの「仕事学のすすめ」で、
小山氏が大学生への講義は、
企画とは何かを見事に表しています。

小山氏は、教室にカレーライスを持ち込みます。
見た目はごく普通のカレー。
それを作ったという、ごく普通の60代後半の女性を
教室に招き入れ、インタビューをはじめます。

小山「お名前は?」
女性「鈴木と申します」
小山「このカレーを作るポイントは?」
女性「人参やジャガイモをいれまして、
         ルーは市販の物を使いました」

あまりに普通のカレーです。
学生の反応も拍子抜けした感じ。

小山「では、このカレーを是非とも食べたて見たいと言う人?いないか?」

当然、学生の反応は、ありません。

小山「そうか。でも私が皆さんにこのあと、ある情報を
         お伝えしたら全員が必ずこのカレーを食べたいと言う
         はずです」

これからが、小山氏の企画です。

小山「鈴木さんに息子さんはいらっしゃいますか?」
女性「はい、おります」
小山「何をなさっているんですか?」
女性「毎日野球ばかりやっております」
薫堂「お名前は」
女性「ありふれた名前ですが、一朗というんです」

ここで学生達はざわつき始めます。

ここで、皆さんもお分かりになったと思いますが、
この女性から、息子さんは、
最近仕事の拠点をニューヨークに移したこと、
偏食家の彼が、幼少期から30代に至るまで、
朝は決まって、これと同じカレーを食べ続けている
という話を聞きます。

この後、小山氏が言ったように、
学生達が「食べたい!」と殺到したのは
言うまでもありません。

講義のサプライズゲストとして、
わざわざ「イチロー選手の本物のお母様」を
東北まで連れてきたというわけです。

これが、小山氏の言う「企画」の神髄です。

企画の力で、このどこにでもある、
ごく普通のカレーライスが、
「世界最高のカレーライス」に
変わった瞬間です。

これが、
モノのバリュー、ブランド価値を
上げる企画力であるということを
身をもって体験させたわけです。

どんな伝え方をしたら、
喜んでもらえるのかを考えること、
そして相手に喜んでもらうために、
気を利かせ、頭を働かせ、準備すること、

それが本物の企画力なのです。

小山氏の著書を読むと
仕事の仲間達と日々このような
サプライズを競い合っていることが伺えます。

いつでも、日常的に、
人を喜ばせることを考え続けること

が、企画のプロフェッショナルなのでしょう。


[今日の学び]
気を利かせて、

ホットボタンを探せ。

そして、相手を喜ばせよ。



天崎  拝




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| プロフェッショナルの技:慮る力 | 08:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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プロフェッショナルは、One to Oneでニードに応える

プロフェッショナルは、

one to one で顧客のニードに応える



昨日の和の鉄人、道場六三郎氏に続き、
中華の鉄人、陳建一氏のプロフェッショナリズム
でも素晴らしい発見がありました。

「料理の鉄人」での対決で、
陳建一氏は14連勝という高成績を残しましたが、
それにはこんな秘策があったそうです。


審査員によって、味を変える。

あの限られた時間の中で、
それも直前に知らされた食材を
閃きで調理する勝負の裏側で
料理人の技を発揮していたのです。

調理中に、実況席から聞こえてくる、
「辛いのは苦手」「甘いのが好き」などの
審査員の好みについてのちょっとしたコメントを
記憶して、それぞれの皿に反映させていたのです。

さらに、
同じ料理であっても、女性の場合は、
一口サイズも、一回り小さくするなど、
それぞれに合わせた料理を提供していました。

勝負する相手も、
プロ中のプロの料理人ですので、
互いの料理の出来栄えは一進一退だったはずです。

微差で勝利した背後には、
審査員にとってベストの味付けをするという
プロフェッショナルとしてのOne to One の
配慮があった訳です。

「高級な食材」「一流の技術」という勝負に加えて、

One to Oneの味付け=本当に美味しい料理、

…であることをあの限られた時間の中で、
陳建一氏は体現してきたからこそ、
勝利してきたのです。

私たちのビジネスでも、
個々のニードに応じて、
オーダーメイドで商品を提供しています。

陳氏のように、

常に心のアンテナを張り巡らし、
お客様の心のホットボタンを探りながら、
詳細にニードを把握して、
One to Oneで心から満足頂ける
ベストプランをご提案する、


これがプロの仕事の作法なのです。


天崎 拝



鉄鍋の掟―陳家の中華作法鉄鍋の掟―陳家の中華作法
(2002/06)
陳 建一

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| プロフェッショナルの技:慮る力 | 08:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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