プロの学校

なんでもできる平均人(ジェネラリスト)より、これが強みだというプロフェッショナルを目指せ! プロの自分をつくる極意を伝授。 成長を続けるための「心・技・体」入門。

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私の言語の限界は、私の世界の限界を意味する

何事も、書き留めておかなければ、

すべては忘却のかなたにおきさられて、

消えてしまう。

歴史は、だれか他人がつくるものではなくて、

わたしたち自身がつくるものだ。

わたしたち自身が、

いまやっていることが、

すなわち歴史である。
 

                
梅棹忠夫




ブログを書き始めて、わかったことがふたつあります。

ひとつは、日記と違って読まれることを前提に、
書くことは初め非常にプレッシャーでしたが、
それがあるからこそ言葉や文章を吟味するようになりました。

自分の思いをわかりやすい言葉、短い言葉で表すことが、
いかに難しいかがわかりました。


ウィトゲンシュタインは、



私の言語の限界は、私の世界の限界を意味する。
論理は世界に充満する。

世界の限界は,論理の限界でもある。
思考できないものを思考することはできない。
かくして、思考できないものを語ることもまたできない。

語りえぬものについては、沈黙せざるをえない。


『論理哲学論考』



・・・と言っていますが、
私たちは普段ものを思うことも、
考えることも、言葉を使っていますし、
それを人に伝えるためにさらに言葉を使っています。

ですから、こうして思いを書き記していると、
私たちの持つ言葉の限界が、
私たちの世界の限界となるということを実感します。

小説家の村上春樹氏は、インタビューの中で、
彼が翻訳を手掛けるレイモンド・カーヴァーとの
共通点について触れています。



我々のやっていることにはよく似た部分があります。

つまり、我々がやっているのは、
簡単な言葉を用いて、深い物語を書くことです。

『村上春樹インタビュー集』




簡単な言葉で、深い物語、深いものに触れる・・・
言葉の限界を広げるという
プロの作家ならではの言葉です。

村上氏の著作を読むと、それを感じることが出来ますし、
魅力のひとつであると思います。

ふたつめは、記録することの大切さです。

今、この瞬間に思うことは、今書き記しておかないと
すぐに記憶から消え失せてしまいます。

ビジネスの世界で、多くの経営者がメモする習慣が
大切であることを言っていますが、
書くことによってアイデアや発想のヒントとなることも
多いと思います。

東京大学大学院の中原淳准教授のブログで
梅棹忠夫さんの言葉を見つけました。

国立民族学博物館「ウメサオタダオ展」に行ってきた!



ものごとは、記憶せずに記録する。

はじめから、記憶しようとする努力はあきらめて、
なるだけこまかに記録をとることに努力する。

"自分"というものは、時間がたてば、"他人"と同じだ、
ということを忘れてはならない。

(梅棹 1965)



何事も、書き留めておかなければ、
すべては忘却のかなたにおきさられて、消えてしまう。

歴史は、だれか他人がつくるものではなくて、
わたしたち自身がつくるものだ。

わたしたち自身が、いまやっていることが、
すなわち歴史である。

(梅棹 1970)



確かに、自分自身も時間がたてば、
他人と同じであり、その意味で、
書くことで自分自身を客観的に見つめることも出来ます。

まさに、書くことは自分の歴史を刻むことに
他ならないのだと思います。

書き続けることに勇気を与えてくれる言葉です。



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