プロの学校

なんでもできる平均人(ジェネラリスト)より、これが強みだというプロフェッショナルを目指せ! プロの自分をつくる極意を伝授。 成長を続けるための「心・技・体」入門。

2011年03月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年05月

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働くことの意味を問う

人間の究極の幸せは次の四つです。

 人に愛されること、

 人にほめられること、

 人の役に立つこと、

 そして、人から必要とされること。

 愛されること以外の三つの幸せは、

 働くことによって得られます。





幸せとは、何をもって得られるのでしょうか。

日本理化学工業の大山泰弘社長は、
障害を持つ方々を雇用して悩んでいた時に、
ある法事の席で一緒になった禅寺のご住職から
こんな言葉を学んだそうです。


「人間の幸せは、ものやお金ではありません。
 
 人間の究極の幸せは次の四つです。

 人に愛されること、

 人にほめられること、

 人の役に立つこと、

 そして、人から必要とされること。

 愛されること以外の三つの幸せは、
 働くことによって得られます。
 
 障害をもつ人たちが働こうとするのは、
 本当の幸せを求める人間の証なのです。」

 
 『日本で一番大切にしたい会社>』(坂本光司著)より




 確かに、私たちが幸せを感じる瞬間は、
 愛され、必要とされる時であると思います。


人間の基本的な欲求で最も重要なものは、
「人から認められたい」、
「重要だと思われたい」と言うものです。

これは仕事を通じて得られる、
いわゆる形のない仕事の報酬です。

人の役に立つことで、幸せを得ることは、
言い換えれば「利他」に生きることであり、
利他は幸せに生きる根本原理のひとつであると言えます。


マザーテレサは、こう言っています。


この世の最大の不幸は、貧しさでも
病気でもありません。

自分が誰からも必要とされないと感じることです




逆説的な表現ですが、幸せと言うものの根本を
言い表していると思います。

まず、そばにいる人の役に立つ。
それが、私たちの生きる原点となるのだと思います。

悲しみや苦労を乗り越えて、
被災地で懸命に頑張っている方々の姿が
とても生き生きとして輝いて見えるのは、
周りの人たちの役に立ちたいという思い
があるからなのでしょう。


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| プロフェッショナルの心:仕事観 | 16:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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まず、登る山を決めよ、そしてよじ登れ


誰でも求めるものは得られる。

そして欲しいものは全て山と同じようなもので、

私たちを待っており、逃げてゆきはしない。

だがそれゆえ、よじ登らなければならない。





成功とは何かを定義するのは非常に難しいですが、

私は、

その人間が描く夢や目指す目標の実現とそのプロセスである 

と考えています。


成功について仲間たちと話す時、
私はエベレストやアルプスなどの頂上を極めた登山家について考えます。

登山家達は、なぜ頂上に登ることが出来たのか?


この質問をすると、訓練を積んできたから、能力があったから、
仲間がいたから・・・といった答えを多く聞きます。

確かにそれらは全て間違っていません。
しかし、それよりも以前に、
もっと重要なことがあるのではないでしょうか。

それは、とてもシンプルなことです。

登る山を決めたこと。

どんなに優秀な登山家であっても、
どんなに能力があっても、
登る山を決めない限りは、
頂上を極めることは出来ません。

成功した登山家は、おそらく明確に目標を決めるところから
スタートして、逆算してそのためには今から何を準備すべきかと考え、
一つ一つの課題をクリアしてきたからこそ、
この危険な登山に成功し、頂上を極めることが出来たのだと思います。


己の目指すべき夢や目標が何なのかを決めることは
重要なことですが、夢と目標のどこが違うのでしょうか。


ワタミの渡邊社長は、


『夢に期限をつければ、目標になる』 

と言っています。

期限を切るというのは、覚悟を決めること、
コミットすることであると思います。

いつかこうなりたいという夢をもっていても、
いつかはやって来ません。

しかし、いつまでに、これを実現すると腹を括れば、
そこまでの道のりを考えるようになります。

脳科学者によれば、私たちの脳には、
カラーバス効果というものがあり、
例えば、赤いものに興味があると、
やたらにたくさんの赤いものが目に飛び込んでくるそうです。

しかし、現実に赤いものが急に増えたわけではないのです。
そのように、心に刻み込んだものがあると、
脳は普段なら見過ごしてしまうようなものを、
キャッチする力があるということなのだと思います。

ですから、目標を決め、絶対にやり切るとコミットすれば、
自然とその道のりが見えてくるのではないでしょうか。

フランスの哲学者、アラン氏は、こう言っています。


誰でも求めるものは得られる。
そして欲しいものは全て山と同じようなもので、
私たちを待っており、逃げてゆきはしない。
だがそれゆえ、よじ登らなければならない。

アラン『幸福論』より


つまり、
目標や夢は、山と同じで決して逃げはしないのです。

大切なことは、チャレンジすると腹を決めたら、
まず岩肌に食らいつき、
そして勇気と覚悟を持って、
よじ登ることだということです。



あなたの登る山は決まりましたか?



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| プロフェッショナルの心:成功観 | 18:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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水の如く生きる 水五訓の心得

水五訓

一.自ら活動して他を動かしむるは水なり。

二.常に己の進路を求めて止まざるは水なり。

三.障害に逢ひて激して勢力を倍加するは

  水なり。

四.自ら潔くして他の汚濁を洗ひ清濁合せ

  入るる量あるは水なり。

五.洋々として大洋を充たし発しては

  蒸気となり 雲となり雨となり

  雪と変じ霰(あられ)と化し

  凝(ぎょう)しては玲瓏(れいろう)

  たる鏡となり而かもその性を失はざる

  は水なり。





私の会社の創業者は、終戦後まもなく、単身渡米し、
苦学の末に、日本人で初めて米国のアクチャリー(保険数理人)の
資格を得ました。
渡米するにあたり、叔父からはなむけに、
「水五訓」という言葉をもらいました。

彼は、困難に直面したり、迷ったときには、
この言葉を道標として常に心に刻んでいたそうです。



水五訓


一.自ら活動して他を動かしむるは水なり。

二.常に己の進路を求めて止まざるは水なり。

三.障害に逢ひて激して勢力を倍加するは水なり。

四.自ら潔くして他の汚濁を洗ひ清濁合せ入るる量あるは水なり。

五.洋々として大洋を充たし発しては蒸気となり雲となり雨となり
  雪と変じ霰(あられ)と化し凝(ぎょう)しては玲瓏(れいろう)
  たる鏡となり而かもその性を失はざるは水なり。




この言葉は、豊臣秀吉の知恵袋と言われた黒田如水(官兵衛)
の教えであるとされています。この如水という名も、
「水の如く」という意味であり、
老子の「上善如水」から名付けたものだそうです。

いずれも、水の力、激しさ、柔軟性、変化などを表していますが、
先般の震災での津波の画像を見るにつけ、
水の力のすごさを思い知らせれ、この言葉の通りであると痛感します。

この水五訓は、水を人に置き換えて読めば、
リーダーのありよう、プロフェッショナルの心得と
理解できます。

すなわち、

一は、率先垂範の心得。

自らが動いて、模範を示すことによって周囲を牽引すること。

二は、自ら考えて道を切り拓けという心得。

信念と覚悟を持って、信じる道を突き進み、切り拓いてゆく気概。

三は、困難に立ち向かう心得。

障害にあたっても諦めない、むしろ力を倍化して跳ね返す気迫。

四は、清濁合わせのむ器の心得。

組織には、さまざまな価値観を持つ人が一つの組織に集まっている。
それらを一つにまとめ、大きな目的に向かって集約してゆく度量。

五は、柔軟性とこだわりの心得。

水は温度の変化、器の形によって次々と自らの形を変える。
しかし、本質は一切変化しない。

これらが水の特性であり、強さでもあり、
リーダーたる者、そしてプロフェッショナルに、
共通に求められるものではないかと思うのです。


原発問題に日夜取り組まれている私の心の師の姿に、
この「水五訓」を想起しました。

ご尽力に心から感謝致します。

そして、希望の意味を信じております。

有難うございます。



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| プロフェッショナルとして生きる:人生観 | 21:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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文明の衝突と和解

冷戦後の国際関係を、

イデオロギーや政治、経済の対立から、

文明の衝突に変わった。




サミュエル・ハンチントンは、
「文明の衝突と21世紀の日本」の中で、
冷戦後の国際関係を、イデオロギーや政治、
経済の対立から、文明の衝突に変わったと言っています。

文明とは、祖先、宗教、言語、歴史、価値観、習慣、制度など、
自分たちのアイデンティティーを定義づけるものであり、
それが文明です。


世界は、西欧、イスラム、中華、インド、東方正教会、
ラテンアメリカ、アフリカ、そして日本の8つの文明が
存在するとしています。

その中で、特にイスラム、中華文明が、
これから文明の衝突を大きく拡大してゆくことを示唆しています。

そして、ハンチントン氏は、多文明化する中で、
日本文明の孤立化を危惧し、こう述べています。



日本文明は、高度に排他的で、広く支持される可能性のある
宗教やイデオロギーを持っていないため、
他の社会にそれを伝えて、その社会の人々に文化的な
関係を築くことが出来ない。

ほとんどの文明は、家族のようなものだ。
それを構成する国々は、その中では互いに
争っても部外者に対しては団結する。

日本は、家族を持たない文明である。
つまり、日本は他の社会に家族的な義理を持っていないし、
他の社会は、アメリカを含めて、日本に対して家族的な義務を
負っていないのである。



確かに日本は、歴史的に見ても、極東のはずれにあり、
歴史上、他国の侵略を受けない唯一の国です。

純粋に単一民族の文明であり、また宗教については、
自然崇拝がベースとなり、あらゆる神を受け入れる
多神教の国でもあります。

そういう歴史の中で、鎖国の時代もあり、
日本はある意味、孤立した国であるのも事実でしょう。

しかし、今後の世界の文明間の衝突を考えると
日本という国が、世界に発信すべきものがあるように感じます。

連日、各国に東日本大震災の報道がなされています。

その中で、パニックや暴動もなく、
日本人がいかに冷静に、そして互いを思いやりながら、
この難局を乗り越えようとしているかが、
伝えられています。

こういったことに加えて、私たち日本人が持っている
基本的な価値観はまだまだたくさんあります。

感謝、有難い、おかげさま・・・といった謝恩の心。

他利、利他、奉仕、布施・・・といった人に尽くす心。

ご縁、えにし、邂逅・・・といった出逢いを尊ぶ心。

おもてなし、気配り、心配り・・・といった心遣い。

・・・など、私たち日本人の中に、古来より、脈々と
受け継がれている価値観があります。

こういった日本人の心とも言えるこの文化、価値観を
世界に発信し、理解を深め、新たな接点をつくってゆく
時期に来ているのだと思います。



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| 未分類 | 19:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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プロフェッショナルに必要なものは、オズの魔法使いに書いてある 


プロフェッショナルに必要なものは、

オズの魔法使いに書いてある



皆さんも、オズの魔法使いは、一度は本を読むか、
映画を見たことがあると思います。

こんな物語です。


カンザスの田舎に住む少女ドロシーは、
竜巻に巻き込まれ、オズの国にとばされてしまいます。

故郷カンザスに帰りたいドロシーは、
脳みそがないことでばかにされているかかし(知恵)、
ブリキでできているため心臓(ハート・愛)がない木こり、
臆病で勇気(力)がほしいライオンとともに、
願いを叶えてくれる魔法使いが住むというエメラルドの都まで旅をします。

途中様々な困難に出会いますが、
それぞれの力をあわせてひとつひとつ乗り越えていきます。

魔法使いが出した課題、西の悪い魔女を倒して
ふたたびエメラルドの都へ戻り、魔法使いと対面しますが
・・・魔法使いはインチキでした。

がっかりする主人公のドロシーと3人の仲間でしたが、
魔法使いは彼らにこう言ったのです。

もうおまえたちは知恵も愛も勇気も持っているじゃないかと。

旅の途中で、かかしは知恵を絞って仲間を助けました。

ブリキ男は、優しさで仲間を救いました。

そしてライオンは、仲間を助けるために勇気を出して敵に突進しました。

彼らが魔法で手に入れようとしたものは、
自分たちが歩いてきた道で既に手に入れていたのです。

そして、ドロシーは、手に入れた魔法の靴を使い、
故郷カンザスへ帰るのでした。


・・・といったストーリーです。



ビジネスのプロフェッショナルの必要なものは、
このオズの魔法使いで描かれている3つの要素、
すなわち、知識・智恵、心、そして勇気です。

これらを完璧に身につけている人は、
それほど多くはありません。

大切なことは、自分に足りないものが何かを見極め、
それを探すプロセスに学びがあるということです。
 
プロとして、自身の仕事、業界、商品、顧客ニードなどの知識はもちろん、
セールスやコミュニケーションのスキルは当然必要です。

もちろん、人間性も重要な要素です。
お客様から、信用されるからこそ、セールスもできるし、
ご紹介も頂けるわけです。

自分のノウハウやドウハウなどの情報を他人に教えない人もいます。
でも情報は、仮に人にとられても減すことはありませんし、
損することもありません。

逆に、情報や知識は、教えれば教えるほど、
本人に身についてゆきます。
教えることが一番の学びになるからです。

そして、惜しげもなく与えることで、人間性も高まってゆきます。

また、プロとして前を向いてゆく勇気も重要です。

セールスの場合、景気が悪い、商品に差別性がない
・・・など売れない理由は山のよう出てきます。

しかし、その一方で、爆発的に売れている人もいるわけです。

要は、気持ちの持ちようであり、心の姿勢の問題です。

モチベーションを高め、、頑張るぞ、チャレンジするぞ、勉強するぞ、
という勇気を持たなければ、前を向いて歩み続けることはできません。

その原点は、自分の仕事の社会的意義、使命を腹に落としている
かどうかです。

それがベースとなって、常に相手のことを考えている、
人の役に立っているのだという自負を持つことができるわけです。

それが、自信をもったアポイント、自信を持ったセールス、
自信を持ったクロージングにつながってゆくわけです。


プロフェッショナルに必要なものは、
オズの魔法使いに書いてあります。

みなさんも、そんな目で、もう一度、
オズの魔法使いをご覧になってみると面白いと思います。


| プロフェッショナルの心:仕事観 | 10:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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師の跡を求めず、師の求めたるところを求めよ

師の跡を求めず、

師の求めたるところを求めよ





これは儒教の開祖、孔子の言葉です。

誰にでも、これまでの人生の中で、
この人の跡を追いたいと考えた、尊敬する恩師、
上司や先輩などがいると思います。

しかし、孔子は真似をする、跡を追うことではなく、
師の求め続けているものを求めよと言っています。

師の求めるものというのは何でしょうか。

私にも「人生の師」と仰ぎ、私淑している人がいますが、
その方々が共通していることがあります。

それは、本質的に求めようとしていることが、
この「師の求めたるところ」であると感じています。

それぞれ全く異なる世界で道を究めている方々ばかりですが、
その求めるものは、突き詰めてめていくと、
一点に収束しているように思います。

それは、

いかなる状況の中でも、自らの姿勢を正して、
自分のできることを精いっぱい実行しているということです。

命の燈火を燃やして生きているといってもいいでしょう。

一人の燈火は、初めは小さいかもしれません。

しかし、やがてその火は周囲の人々の心に火を点けて、
企業や地域社会を照らし、結果として国家を照らすような
大きな炎へとなっています。

陽明学者、思想家の安岡正篤氏は、
これを「萬燈行」と呼んでいます。

安岡氏は、こう言っています。


  内外の状況を深思しましょう。
  このままで往けば、日本は自滅するほかはありません。
  我々はこれをどうすることも出来ないのでしょうか。
  我々が何もしなければ、誰がどうしてくれましょうか。
  我々が何とかするほか無いのです。

  我々は日本を易(か)えることが出来ます。
  暗黒を嘆くより、一燈を點(つ)けましょう。
  我々はまず我々の周囲の暗(やみ)を照す一燈になりましょう。
  手のとどく限り、至る所に燈明(とうみょう)を供えましょう。

  一人一燈なれば、萬人萬燈です。
  日本はたちまち明るくなりましょう。
  これ我々の萬燈行であります。
  互に真剣にこの世直し行を励もうではありませんか。




今回の大震災で、東日本は大きな打撃を受けることとなりました。
特に東北地方は地震と津波によって、壊滅的な状態にあります。

私たちは、これをどうすることも出来ないのでしょうか。
私たちが、何もしなければ、他の国の誰が助けてくれるのでしょうか。

決してそうではありません。

安岡氏の言うように、私たち自身が、解決するほか道はありません。
私たちが、この状況を打破し、日本を変えてゆかなければならないのです。

今、私の尊敬する師である、田坂広志氏が、
内閣官房参与として原発問題に取り組まれています。
田坂氏は、そのブログサイトで、こう語っています。


3月27日の夜、
人生の転機が訪れました。

東日本大震災によって引き起こされた
福島原発事故。

この事故対策のため、原子力の専門家として
政府に助言をして頂きたい。

総理から内閣官房参与就任の要請を受けたとき
聞こえてきたのは、いつものように
「天の声」でした。

それが、たとえ
「火中の栗を拾う」仕事であったとしても
誰かがやらなければならない仕事。

そして、かつて原子力工学の研究者として道を歩み、
「原子力施設の環境安全研究」で学位を頂いたことも
この日のために天が与えた配剤であったのかもしれない。

そう思った瞬間に、覚悟は定まりました。

それから、2週間余り。
週末も返上し、早朝から深夜まで
福島原発事故への対策に追われる日々。
この状況は、まだ何か月続くのか。

その予想もできない状況でありながら、
なぜか、心の中は静かです。

それは、やはり、覚悟を定めたからでしょう。




ここで田坂氏が、言われていることは、
周囲の暗(やみ)を照す一燈になろうという覚悟です。

まさに、萬燈行の実践であると思います。

この、一燈を私たち一人ひとりが、
真摯に受け止めてゆくことで、
萬人萬燈へ広がってゆくのだと思います。

田坂氏をはじめ、日夜、原発問題に取り組まれている皆様に、
心から感謝申し上げると共に、
己のできることで、東日本の復興の一助を担ってゆきたいと考えています。


田坂氏から、皆様へのメッセージをご紹介します。
是非、ご覧下さい。


「今、あなたに何ができるのか」

http://www.youtube.com/watch?v=UO9wZZSJd0w



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| プロフェッショナルの心:使命観 | 10:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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とにかく、今すぐに始めること

怠惰を抑えて

仕事に向かわせる最も有効な

手段として役立つのは、

習慣という偉大なる力である。




怠惰を抑えて仕事に向かわせる最も有効な手段
として役立つのは、習慣という偉大なる力である。

・・・仕事の机につく。精神をそのことに向かるという決心が
根本的に最も困難な事であるので、一度ペンとか、鍬を手にとって、
最初の一線を引き、最初の一撃を下すならば、
すでにそのやるべき仕事は、非常に容易になっているのである。

・・・良く働くためには、元気はつらつと愉快な気分を持って働く
という事が重要である。
もっとも、最初は気分が向かなくても始めなければならない。

・・・仕事は迅速にすることである。
迅速に仕上げられた仕事が最も良くて、
最も効果があるというのは私の持論である。
おそらくたいていの仕事をする人たちはその経験上、
この説に賛成であろう。

  カール・ヒルティー



スイスの法学、哲学、政治家のヒルティーの言葉です。

何か新しいことを始めようと決意しても、
いざ実行となると二の足を踏むことがあります。

新しいことを始めるのは、意外に億劫だからです。

「成功哲学」などの本を読んで、モチベーションが上がって、
やる気になってテンションが上がっても、
本を閉じた瞬間に、元の世界に戻ってしまい、
何も変わらないということは、日常的にありがちなことです。

私の場合、、日記を書く、ブログを書くなどということを決めても、
締め切りがあるわけでもなく、 

特に期限が決まっていなければ、今日は気分が乗らない、
仕事に集中してエネルギーが残っていないなどの勝手な理由を作って、
ついついサボってしまうことが反省されます。

三日坊主といいますが、お恥ずかしい話ですが、
日記帳だけでなく、家にはフィットネスマシーンやら、
トレーニングのDVDといった過去の『やる気」の残骸が
たくさん残っています。

ヒルティーは、「幸福論」「人生論」「眠れぬ夜のために」など、
多くのロングセラーの著作を残していますが、
それを成しえた理由は、ただ一つ。

毎日机に向かい、ペンを持って書く  

・・・ということでした。

まず、やると決めたことをやる体制に入ること、
やらざるを得ない体制に身を置くことが大切だということでしょう。

例え、体調が悪かろうが、気分が乗らなかろうが、
必ずファイティングポーズをとるのが、
プロの第一条件ということです。

イチロー選手が、打撃コーチであった奥村氏の
「高校時代にこだわり続けてきたことで、
これはプロになるためによかったと言うものがあるか」
との質問に、

「高校時代、毎日10分だけ素振りをしました。
1年365日、3年続けたそのことで、たった10分がすごい時間に感じ、
誰よりも継続したことで強い気持ちが持てるようになりました。」

と答えています。


一日わずか10分の素振りの練習。

しかし、それを3年間欠かさず続けてきたということ自体が、
イチロー選手の自信を生み、
結果としてプロ野球選手への道に進む力となったのです。

続けることの難しさをイチロー選手は知っています。

そして、イチロー選手は、プロになった今でも、
その素振りを誰よりも愚直に、毎日毎日、
「習慣」として丁寧に繰り返しています。

つまり、イチロー選手をあれほど偉大な選手に育てたのは、
才能ではなく、小さなことをきちんとこなす
「習慣」の力なのです。

とにかく、決めたことは、始める。

すぐに始める。

そして、それを続ける。

そうした小さな積み重ねが必ず、
ある日、大きな成果として返ってくるのだと思います。


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| プロフェッショナルの体:足腰 | 13:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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知識と智恵の錯覚に陥らない

「知識」を学んで、

「智恵」をつかんだと錯覚すること。

それが現代の病。





「知識」を学んで、「智恵」をつかんだと錯覚すること。
それが現代の病。

では、「知識」と「智恵」を混同すると、何が起こるのか。

単なる「知識」を学んで、「智恵」をつかんだと錯覚すること。
その落とし穴が待ち受けています。

そして、それが、先ほど述べた、
書店に「職業的な智恵」を語った本が
数多く並んでいるにもかかわらず、
その「職業的な智恵」つかむ人が少ない理由なのです。

田坂広志 
『成長し続けるための77の言葉』より



日々書店には溢れんばかりの本が並んでいます。

これらの本は、様々な分野のプロフェッショナルたちが、
それぞれの分野で、より良い仕事をするために
経験を通じて培ってきた「智恵」を伝えるために書かれたものです。

しかし、その「智恵」というのは、ハンガリーの哲学者、
マイケル・ポランニーのいう「暗黙知」であり、
基本的には言葉で表すことはできません。

同じ空気を吸うなどといいますが、
その場で体験しなければ、体得できないのが、智恵です。

しかし、本というコミュニケーション媒体は、
それを文字を使って、言葉に置き換えているるわけです。

当然、それ相応の努力をされ、言葉を吟味して書かれていますが、
言葉で何かを語った瞬間に、それは単なる「情報」になってしまいます。

例えば、「セールストークのポイントは、ストーリーで流れを作り、
リズム感と間の使い方が重要です。」と語ると、
言いたいことは確かに直感的には伝わってきます。

しかし、この言葉をそのまま頭で理解しただけは、
単なる「情報」を得ただけにすぎません。

この言葉を自分の仕事に置き換えて考えたり、
自身の体験と照らし合わせたりして、
初めて「知識」として理解したことになります。

しかし、これを智恵として学ぶためには、
実際の行動に落とし込んで、自らが実践しなければなりません。

その実践を通じて、体験的に感じることや体得するもの、
なるほどこうなのだと腹に落ちるものが必ずあるはずです。

そのとき、初めて「智恵」をつかんだと言えるのだと思います。

しかし、私たちは受験競争の中で、知識偏重教育を受けていますし、
未経験の分野であると、しばしば、本を読んだだけ、
「智恵」をつかんだと錯覚してしまいます。

これは、陽明学の祖、王陽明の言う、
「知行合一」であると思います。

「知は行の始めにして、行は知の成なり。

知行は分かちて両事と作(な)すべからず。」 

王陽明 『伝習録』より



すなわち、
知(智恵)と行(実践)はひとつであり、
真に知るということは既に行っているということである。

知と行は、連続して一体のものであり、
知と行は二つに分けることが出来ない。

つまり、いくら知識があっても、その知識に
行動が伴なわなければ、
何の意味もなさないという意味です。

これが、『知行合一』です。

書物を通じて、多くの知識を得、
実践を通じて智恵をつかんだ学びこそが、
人間としての成長の糧であると思うのです。



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| プロフェッショナルの技:磨く力 | 13:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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独立自尊の商売人を目指す


社員に言っているのは、

「自営業者になってくれ。」ということです。

一人ひとりに「中小企業をやっている」

という意識を持って欲しいのです。



「未来の正しい歩き方」の中で、
ユニクロの社長、柳井正氏は、こう言っています。


ドラッカーは、「企業家精神とは、
その人の持って生まれた気質や性格ではなく、
仕事を通じた、その人の行動によって発揮される。

だからどんなにおとなしい人でも、やろうと思えば、
経営者としてやっていけるのだ。」と言っています。

・・・社員に言っているのは、
「自営業者になってくれ。」ということです。

一人ひとりに「中小企業をやっている」
という意識を持って欲しいのです。




私の業界では、営業社員は全て本当の独立自営業であり、
収入も、労働時間も千差万別で、一人ひとりが自立しています。

ただ、初めからそうであったわけではなく、
皆元々はサラリーマンであり、
この仕事でそれを開花させたのだと思います。

自営業の基本は、自立心、独立心です。
しかし、会社や、支社に属していますので、
なんでも勝手気ままにするのではありません。

インディペンデントであるからこそ、
仲間やチームが必要になります。
勇気、元気、やる気は一人でつくり出せるものではないからです。

日本の水泳界が、このところずっと好調で、
金メダリストを輩出しているのも同じような理由があるそうです。

基本的に水泳は、個人競技が中心であり、
一人ひとりがメダルを目指して日々頑張っています。
しかし、合宿となると、男女も関係なく、
合同で一緒になってチームとしてトレーニングをしているそうです。

そして北島康介選手のように、
結果を出すことにこだわっている飛び抜けた選手が一人いるだけで、
チーム全体として引っ張られて、
結果を出そうと言う気持ちが高まっていったそうです。

独立自営家としての仕事は、組織の内外で、
横のネットワークを保って、
その中で自己完結的な働き方をすることです。

そしてあくまで、自分でビジネスを興し、
自分で稼ぐという感覚を持つことが重要です。

柳井氏は、そのような自営家としてのありようを
「独立自尊の商売人」と言っています。

その意味は、「独立」とは、
自分の進む道は、自分で決めて、
自分の仕事は自分で回してゆくと言うことです。

そして「自尊」とは、
自分の働く業界、自分の会社、
自分の生業と自分自身に、
自信と誇りを持つことです。

この4つの自信と誇りは、
どんな仕事であっても、
プロフェッショナルとして仕事をする上で、
不可欠のものだと思います。



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自分との約束を守る

 
成功者は自分との約束を

どこまでも追求しています。

そうして最終的に行き着くのは、

天との約束です。




成功する人は、間違いなく自分との約束を
守り通しています。

他者との約束も、もちろん大切です。
破れば信頼をなくしますから。

だけど、自分との約束はもっと大事。

成功者は自分との約束をどこまでも追求しています。
そうして最終的に行き着くのは、天との約束です。
 
      
         西田文郎(サンリ会長)


人と約束したことを守るのは、
当然のことです。

自分との約束。

これは、人に言わなければ、
誰にもわからないことです。

だから、できなくても、やらなくても、
誰からも何も言われることはありません。

しかし、超一流の人は、
自分の描いたイメージに到達するまで、
とことんやり抜こうとします。

そのコミットメントの強さと実行力が、
プロであると思います。

スポーツの世界でも、ビジネスの世界でも、
勝つことは非常に重要です。

しかし、プロフェッショナルは人との競争ではなく、
自分との競争、己に克つことを目指しているということです。

そして、その努力は、誰も見ていないのではなく、
実は天が見ているのです。

古代ギリシャの彫刻家フェイディアスについて、
こんな話があります。

フィイディアスは、アテネから依頼を受けて、
パンテオンの彫刻を完成させました。

彫刻完成の請求書をみたアテネの会計官
がおどろいたことは、

誰にも見えない彫像の背中部分の彫刻まで
細かく支払請求をしてきたのです。

支払いを拒否する会計官は、フェイディアスに対し
「誰も見ていない部分の彫刻請求書は認められない!」
と言います。

すると、フェイディアスは
「誰も見ていないのではない。
 それは、神々が見ている。」と答えたそうです。

まさに、天知る、地知る、われ知るです。

誠実な努力は、必ず天が見ています。

逆に、どんなにうまく物事をこなしたとしても、
もし自分との約束を守れなければ、
それを天は知っているということなのです。






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