プロの学校

なんでもできる平均人(ジェネラリスト)より、これが強みだというプロフェッショナルを目指せ! プロの自分をつくる極意を伝授。 成長を続けるための「心・技・体」入門。

2014年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年04月

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プロフェッショナルは、確かな基準を持つ

確かな基準


我が師匠、多摩大学院教授、
田坂広志氏から、風の便りが届きました。


田坂先生からのこのメッセージは、
まるで詩のように研ぎ澄まされた言葉に
非常に深い意味が込められています。

本日のテーマは、
『確かな基準』
です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

たしかな基準


 1987年、映画『アンタッチャブル』で
 アカデミー賞・助演男優賞を受賞した俳優、
 ショーン・コネリーが、
 かつて、その人生の転機において、
 次の言葉を語っています。


決められた道を歩むことは、
美しくない。



 これは、大ヒットしたアクション映画
 「007シリーズ」のヒーロー、
 ジェームズ・ボンド役を降り、
 一人の演技派俳優として
 道を歩むことを決めたときの言葉です。

 将来の成功が約束された地位を捨て、
 未知の自分への挑戦をした彼が語った
 この「美しくない」という言葉。

 それは、
 彼の「人生の美学」を語った言葉でもありますが、
 我々、プロフェッショナルの道を歩む人間に、
 大切なことを教えてくれる言葉でもあります。


  「美しい」と感じるか、否か。


 それは、
 プロフェッショナルが道を選ぶとき、
 ひそかに、心に抱く、

 たしかな基準なのです。


 田坂広志


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ショーンコネリーと言えば、
007という強い印象があります。


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ジェームズ・ボンド…ショーン・コネリー、ドナルド・プレザンス 他

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映画俳優としては、
当たり役があることは、
広く知られ、人気を博すという
メリットがありますが、
その反面、
そのイメージが強すぎて、
他のキャラクターが務められなくなる
というリスクもあります。

そういう俳優が沢山いることも事実です。

ショーンコネリーは、
あえてはまり役の007を捨てました。

その時のコメント、

決められた道を歩むことは、
美しくない。

役者としての美学と勇気を
表した言葉です。

ひとつのビジネスで
大成功を収めた企業が、
大きく成功したがゆえに、
その成功から抜け出すことができない
ということがあります。

これを、
ハーバード・ビジネス・スクール教授、
クレイトン・クリステンセン氏は、

イノベーターのジレンマ

と呼びました。


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(2012/09/01)
Clayton M. Christensen

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こういった企業の事例は、
ここ数年の日本の電気産業の
凋落ぶりにもよく表れています。

自社の強みや
これまでの成功パターンを
信じることは大切です。

しかし、
そこにこだわりすぎてしまうと
新しい視点に目を向けられなくなります。

今までの既成概念や常識
に捉われることなく、
物事の本質は、
何かを見極めていくこと

が大切です。

その見極めのために、
確かな基準が必要なのです。

ひとりのプロフェッショナルにとっては、
それが、田坂氏の言う
生き様の『美しさ』
なのではないでしょうか。


天崎 拝


◆今日出逢った素敵な言葉◆

決められた道を歩むことは、

美しくない。

ショーン・コネリー

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03/29のツイートまとめ

HideoAmazaki

RT @murakamibot: 自分の欲しいものが何か分かっていない奴は、その欲しいものを手に入れることができない。村上龍
03-29 09:41

何に貢献すべきかを知るためには、世の中に違いをもたらす成果をどこで生み出せるか、いかにして生み出せるかを考えなければならない。 ドラッカー-----どんなイノベーションが可能なのか。それを考えよ。
03-29 09:39

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03/28のツイートまとめ

HideoAmazaki

RT @ProfessionalBot: 自分がプロであるという自覚を持ち、そしてその自覚だけではなくて、プロであり続けるための努力をし、結果を求められる仕事に対してきちんと責任を背負っていける、それがプロだというふうに思います - 寺門嘉之 (特殊救難隊隊長)
03-28 21:43

自ら未来をつくることにはリスクがともなう。しかし、自ら未来を創ろうとしないことのほうがリスクは大きい。 :ドラッカー ===未来は、自らが切り拓く。
03-28 21:42

夢をかなえる秘訣は4つのCに集約される。 それは「好奇心」「自信」「勇気」。そして「継続」である。ウォルトディズニー ===どれも重要だが、継続しなければ、夢にはたどり着けない。
03-28 21:36

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盛田昭夫氏に学ぶマネジメントの技法

盛田昭夫氏に学ぶ

マネジメントの技法



20140325131322512.jpg




ソニーの創業者、盛田昭夫氏は、
その著書「学歴無用論」の中で、
求める人材について、
こう書いています。



学歴無用論 (朝日文庫)学歴無用論 (朝日文庫)
(1987/05)
盛田 昭夫

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求める人材は、ズバリ、

「成果をあげる人」

であると定義しています。

そして、
その成果とは、


成果=能力 × 意欲 × プラス思考


であると言います。

さらに、
「能力」は次の4つがあると言います。

1.基礎学力

問題解決のために必要な知識、
方法論を持っていること。

2.表現力

自分の考えを、他人に理解させる事ができる。
また、他人の考えを受け入れる事ができる。

3.個性

誰にも負けない専門知識・得意分野を持っている。


ここまで読むと、
確かにこういう人間が、
成果を出すものだと共感します。

さらに、
盛田氏は、
ここにもうひとつ付け加えます。


4.リーダーシップ

目標達成のために、
リーダーとして人を動かす事ができる。

成果とは、
個人の成果だけではなく、
リーダーとしてチームの成果、
メンバーの成果を引き出すことと
言っています。


盛田氏のマネジメントスタイルは、
基本的に、

メンバーに提案させること

だったと言います。

ただし、
盛田氏自身も、
自分の考えを持ちながら、
メンバーの意見を取り入れながら、
自分の目指す方向に導いていく
というスタイルです。

そうするとメンバーは、
自分が考えたアイデアが採用されたと感じ、
十二分に力を発揮していくのです。

私も、海外で仕事をする中で、
このようなスタイルの重要さを体験しました。

私がポーランドに赴任した際、
現地のメンバーたちは、
やることなすことうまくいかず、
自暴自棄の状態でした。

そこで、
日本ではこうやってうまくいっている、
こうすれば成果が出ると、
私の経験をストレートに伝えていきました。

非常に反応はいいのですが、
誰も実行しようとはしませんでした。

なぜ、成果を上げたくないのか、
なぜ言うことを聞いてくれないのか、
しばらく悩み続けました。

そこで、
気づいたことが、ありました。

それは、

人は、自分の考えたこと、
決めたことをやりたい

ということでした。

当たり前のことです。
しかし、
多くの場合、
やらされることが多いのです。

どんなにいいことでも、
正しいことでも、
人に言われてやることに、
あまり興味ややる気は起こらないものです。

ですから、
私も投げかけてみるスタイルに変えました。

新人の立ち上がりが悪いので、
こんなものを考えてみてはどうかと思う。

ただ、これがこの国で使えるのかどうかわからない。
だから、これをたたき台にして考えてみて欲しい。

全て変えてしまってもいいから、
これならいけるというものを作り上げて欲しい
と私のメンバーに投げかけました。

全くのゼロから考えろとは言いません。
しかし、この通りやれとも言いませんでした。

まず、考えて欲しい、とボールを投げて、
任せて、預けました。

その後、2週間、そのメンバーたちの
侃々諤々の議論が続いたことには、
本当に驚きました。

まさに、自分事として、
真剣に討議しているのです。

このような彼らを見るのは、
初めてでした。

そして、
出てきた答えをみて、
私は心の中で、なるほどとうなづきました。

彼らの出してきた答えは、
私の提案とは大きく変わってはいませんでしたが、
細部がアレンジされていました。

大きな流れは、了解してくれたようです。

そして、私は、こう言いました。

本当に、
良く出来ていると思う。
この君たちの企画で、
新人の立ち上がりは、
本当に良くなるのかな。


彼らは、
絶対にうまくいくと
自信を持って言います。

わかった。
であれば、これを支社長たちにプレゼンして欲しい。
そして、彼らにも同じように考えてもらおう。
実際に、実行するのは彼らなのだから。


と同じ流れを一段下に落としていきました。

結果から言うと、
その後新人の立ち上がりは、
数カ月で改善されました。
はっきりと成果が出たわけです。

しかし、
もし、私が、これまでのように、
これをやればうまくいくと
提案していたら、
このような成果は出なかったでしょう。


盛田氏は、こう言います。


人とは、壊れやすい自尊心を持ち、
人から認めてほしいと願う
けなげな存在なのだ。

常に、メンバーに心を開いて、
違う意見にじっと耳を傾ける。

また、メンバーから知恵をもらう。
そして最後は、
あたかもメンバーの意見で、
決まったかのように思わせながら、
上司の考える方向へ結論をまとめる。

それがリーダーシップであり、
日本的マネジメントのやり方だ。




人は、自分で考えたこと、
自分で決めたことと感じた時に、
本気になる
のです。

そして、
それを認めて任せ、
実行してもらうことが
リーダーシップなのでしょう。


天崎 拝


◆今日出逢った素敵な言葉◆

人は、

自分で考えたこと

自分で決めたこと

をやりたいと思う。


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指揮者に学ぶプロフェッショナル・リーダーのあり方

指揮者に学ぶ

プロフェッショナル・リーダー

のあり方





私は、学生時代から
オーケストラで打楽器を演奏し、
社会人になってからも、
しばらく演奏を続けていました。

日本も、アメリカやヨーロッパのように、
各地域に根ざしたオーケストラの活動が
定着してきたことは、
嬉しい限りです。


東京でも、
多くのオーケストラが活動しています。

その中でも、
学生時代にトレーナーとして
ご指導を頂いたのが、
東京シティーフィルの方々でした。

20140325121602d09.jpg


その東京シティーフィルの
桂冠名誉指揮者は、
飯守泰次郎氏です。


20140325121600e5f.jpg



飯森氏は、
若き日を振り返って、
こう言います。


人生には逆境や壁というものが、
必ずあります。

若くてまだキャリアを
あまり積んでいない頃は、
指揮者よりもオーケストラの楽員のほうが、
当然経験豊かです。

そういう時、中には、
「なんだ、こいつ。全然分かってないじゃないか」
と、反発したり、信用してくれない人もいるものです。




こういう話は、
若い指揮者、若いリーダーであれば、
避けては通れない道ではないでしょうか。

飯森氏も楽団員との軋轢や対立に
悩んだこともあったそうです。


そういう対立が起きたり、
自分が言ったことに対して
動いてくれないことがあると、
大変傷つき、苦しんだこともありました。

こんな思いをしてまで
自分は指揮者をやる必要があるのか。

それなら、
どこかでピアノを弾いているほうが
マシなのではないかと。



しかし、
その逆境に際して、
飯森氏はこう考えました。


ただ、そこで「待てよ」と思ったのです。
彼らにも何か言い分があるはずだから、
まずそれをよく聞こうと。

何かが鬱積して相手にぶつける時には、
その言い方を心得ている人と
そうではない人がいます。

要するに言葉の選び方なのですが、
これを間違えると感情的にぶつかってしまう。

まず何か言われた時に、
真っ向から対立するのではなく
「では、どうしたらいいですか」
と耳を傾ける。

するとたいてい相手も冷静になって
「ここが分からない」と言ってくれる。

それに対して私も
「分かりました。善処します」
という具合に。




感情的になることなく、
まず相手の思いに耳を傾けよと言います。

これは、私たちの職場でも、
共通することではないでしょうか。


さらに、こう続けます。


しかし私は、
何が大事かということを
常に失わないようにしていたのです。

つまり、
自分のプライドが、先ではなく音楽が先だと。

「なんだ、それ」「ここは違う」
と乱暴に否定されると、
辛いことも確かにありました。

ただ、相手は別に私を侮辱しようと
言っているわけではないのです。

相手も私も音楽のために仕事をしている。
音楽のために苦労している。

つまり、
いい音楽をつくろうという目的は同じなのです。

結局、一番大事なのは音楽。
いい音楽をつくるためには、
こちらが譲ってもいいし、
そういう意味で指揮者は、
支配者でなくてもよいのです。
ともに創っていくことが大事です。




オーケストラは、
プロフェッショナルの集団です。

そして、
それぞれが美しい音楽を創ることに
情熱を傾けています。

その思いは同じだということです。

それをお互いに理解できるかどうかが、
大切なのです。

その上で、
指揮者は、
リーダーとして
こうあるべきだと言います。


指揮者も演奏者も、
上手い人、下手な人
若い人、ベテランの人
高圧的な人、協力的な人
様々な人がいる中で、
それらをまとめて、
一つの音楽を創り上げていくことが
指揮者の役割だと思っています。



カリスマとして、
強いパワーで引っ張っていく指揮者も
たくさんいるわけですが、
飯森氏は、
フィルハーモニーという言葉の意味、
音楽を愛する人々の集まり
を体現しているのではないでしょうか。

天崎 拝



◆今日出逢った素敵な言葉◆


様々な人がいる中で、

それらをまとめて、

一つの音楽を

創り上げていくことが

指揮者の役割だ



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03/26のツイートまとめ

HideoAmazaki

"@NomuraBOT: 試合が全部終わるまで、満足とか安心はない。野村克也===勝負は、最後まで。
03-26 09:56

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アウェーの環境に飛び込んで、脳を目覚めさせよ

アウェーの環境に飛び込んで、

脳を目覚めさせよ




脳科学者の茂木健一郎氏は、
よくある質問として、
こんなことを言っています。

脳は、全体の10%程度しか使っていない
と言われていますが、本当でしょうか。


茂木氏は、

実際は、脳の神経細胞は目一杯活動しており、
それぞれに役割があり、無駄な細胞はない


と言います。
そして、
間違った俗説が広がったのは、
神経細胞の区別が誤解されてしまった
からではないかと言います。

つまり、
神経細胞には、
ニューロンとグリアの二種類があり、
ニューロンは、活動膜電位という形で情報を伝えます。

一方で、グリアの働きは、
以前は分かりませんでした。

しかもグリアは、
ニューロンの10倍ありますので、
このことが誤解されて、
10%しか使われていない
という俗説になったようです。

しかし、実際には、
グリアは、ニューロンのネットワークを支えたり、
脳内の環境を調整したり、
非常に重要な役割を果たしています。

ですから、
自然の中にあるものに、
無駄なものはなく、
表面的には何もしていないように見えても、
実は大切な機能を果たしている
と茂木氏は言います。

ただし、と茂木氏は続けます。

私達が、
脳の潜在能力をフルに使っているかと言うと
必ずしもそうではない。


脳には、さまざまな機能の「モード」があります。
脳の各領域の活動がオン、オフすることで、
異なるモードが立ち上がり、
その時々の状況に対応するそうです。

例えば、
脳の中に30の領域があるとしたら、
単純にオン・オフを考えただけでも、
その組み合わせは、なんと10億通り以上になります。

ですから、
実際に、私達がこれら全てを使っている
わけではないのです。



では、
どうすれば、
これらの脳をフル回転させること
ができるのでしょうか。

茂木氏は、

普段使っていないモードは、
「アウェー」の環境ででこそ立ち上がる


と言います。

普段から慣れ親しんだホームの状況では、
脳の活動はマンネリ化して動きません。

しかし、
アウェーの環境では、
どうしたら良いのかすぐに分からないので、
私達の脳はフル回転する
のだそうです。

例えば、
普段と違う顧客と会う。
外国に行って、不慣れな言葉で仕事をする。
初対面の人と、会食をする。
あまり経験の無い分野でのビジネスを行う。


考えてみれば、
そんなアウェーな環境は、
私たちの周りにも、
いくらでもあります。

そんな未知のアウェーな環境に飛び込めば、
私たちの脳の潜在能力が活きるのです。

私たちの人生や生活も、
年を重ねるに連れて、
当然ホームの領域が増えていきます。


当たり前の仕事をこなす日常も大切ですが、
ドキドキ、ワクワクする
アウェーにチャレンジすることで、
私たちの脳の使っていない
たくさんのモードを目覚めさせる
ことができる
のです。

アウェーに、
チャレンジしてみませんか。


天崎 拝



◆今日出逢った素敵な言葉◆


アウェーの環境で、

私たちの脳は立ち上がる



アウェー脳を磨け!~一歩踏み出せば脳は目覚める~アウェー脳を磨け!~一歩踏み出せば脳は目覚める~
(2010/12/22)
茂木 健一郎

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03/25のツイートまとめ

HideoAmazaki

RT @jyakucho_bot: 自分が孤独だと感じたことのない人は、人を愛せない。
03-25 19:17

RT @140biz: 組織の成長が速すぎるために、主要なポストに適切な人材を配置することができなくなったときには、衰退への道を歩みはじめている【ビジョナリー・カンパニー3】http://t.co/zTCPrXnoYB
03-25 19:14

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天使が通り過ぎる時

天使が通り過ぎるとき



私の師匠である、
田坂広志氏から、
毎週、深いメッセージを頂きます。

短いメッセージの中に、
深い含蓄が込められています。

先週のテーマは、
天使が通り過ぎるとき』です。


以下転載します。

20140323181011ecb.jpg



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

天使が通り過ぎるとき


 いま、天使が、
 我々を祝福して
 通り過ぎていった。


 何人かで楽しく会話をしているとき、
 一瞬、誰からも次の言葉が発されず、
 その場に沈黙が訪れることがあります。

 そうしたとき、西欧の国々では、
 誰かが、この言葉を呟き、
 会話を再開します。

 初めてこの言葉を耳にしたとき、
 それは、一瞬の沈黙で生まれた気まずさを
 巧みに和らげる智恵であると思いました。

 しかし、歳を重ねるにつれ、
 この言葉に、
 深い意味を感じるようになりました。

 人と人が出会い、
 楽しい会話や、心に残る会話が生まれる。
 それは、素晴らしい一瞬。

 しかし、
 たとえ会話が生まれなくとも、
 その場に沈黙が訪れようとも、
 それは、やはり、素晴らしい一瞬。

 人と人が出会い、
 かけがえのない
 ひとつの時を、共にする。

 天使は、
 その一瞬を祝福して、
 通り過ぎていったのです。


 田坂広志


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

フランス語の慣用句に、

Un ange a passe.
(天使が通った。)

という言葉があるそうです。

会話中に、
ふとどちらともなく、
言葉が途切れて生まれた沈黙
があった時に、使う言葉です。

会話が弾んで、
盛り上がった後に、
ふと沈黙が訪れることがあります。

この間は、
気まずい間ではなく、
何かほっとするような、
心地よい間です。


そんな時の一言、

天使が通り過ぎて行った


何と、詩的で心に響く
素敵な表現なのでしょうか。


天崎 拝

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逆境に立ち向かう勇気

逆境に立ち向かう勇気



人生を重ねていくと、
必ず順境の時と逆境の時が、
訪れるものです。

その逆境の時に、
人は途方に暮れ、
絶望に打ちひしがれることもあります。

教育者、森信三氏は、
「最善観」という考え方を唱えています。

最善観とは、

全ての出来事は、
必然かつ最善である


という考え方です。

森信三氏は、
その著書『修身教授録』の中で、
「最善観」について、こう言います。

わが身の上に起こる事柄は、
そのすべてが、
この私にとって絶対必然であると共に、
またこの私にとっては、
最善なはずだというわけです。




人生で起こる全ての出来事は、
その瞬間には、
なぜ自分にこんなことが起きるのかと
絶望に打ちひしがれることもあります。


スティーブ・ジョブズ氏も、
あの有名なスタンフォード大学でのスピーチで、
自らが築いたアップル社を追われることとなった
あの不幸な出来事について、
こう語っています。

20140323180300da4.jpg


30歳のとき、私は追い出されたのです。
それは周知の事実となりました。
私の人生をかけて築いたものが、
突然、手中から消えてしまったのです。

これは本当にしんどい出来事でした。
1カ月くらいは、呆然としていました。



しかし、
ジョブズは、その逆境の中で、
こう考えたのです。



ゆっくりと何か希望がわいてきたのです。
自分が打ち込んできたことが、
やはり大好きだったのです。

アップルでのつらい出来事があっても、
この一点だけは変わらなかった。
会社を追われはしましたが、
もう一度挑戦しよう
と思えるようになったのです。


こうしてジョブズ氏は、
Nextとピクサーを立ち上げ、
アップル社に凱旋します。

そして、
逆境を振り返ってこう言うのです。


そのときは気づきませんでしたが、
アップルから追い出されたことは、
人生でもっとも幸運な出来事だったのです。

将来に対する確証は、持てなくなりましたが、
会社を発展させるという重圧は、
もう一度挑戦者になるという身軽さに
とってかわりました。


アップルを離れたことで、
私は、人生でもっとも創造的な時期を
迎えることができたのです。




人間は、不幸な出来事が起きた時に、
本当に、その裏に含まれている
人生の深い教訓を学ぶことが
できるのではないでしょうか。


逆に言えば、
順風満帆の日々を送っている間は、
他人の情や苦しみを思うことは、
なかかなできないのです。


森信三氏の言う、
「最善観」という考え方は、

自分に起こる全ての出来事を
必然であり、最善である


と捉えるというものです。

これは、
逆境を乗り越えた者だけが、
到達できる極地ではないでしょうか。


私たちに起こること、
その全てに意味がある、
何かを学ぶためにある


素直に、率直に、
そう受け入れられること、
そして感謝できること、
その境涯に到達できるかどうかが、
人生の大事な修行なのだと思います。


天崎 拝

◆今日出逢った素敵な言葉◆


全ての出来事は、

必然かつ最善である




修身教授録 (致知選書)修身教授録 (致知選書)
(1989/03/01)
森 信三

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