プロの学校

なんでもできる平均人(ジェネラリスト)より、これが強みだというプロフェッショナルを目指せ! プロの自分をつくる極意を伝授。 成長を続けるための「心・技・体」入門。

2015年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年04月

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必死という言葉

必死という言葉



我が師、田坂広志多摩大学院教授から、
毎週、風の便りというショートメールを
頂いております。

非常に短いメッセージの中に、
深く、そして広い意味が込められています。

まさに、言霊というべきものでしょう。

20150222223712151.jpg



今週のテーマは、

究極の「 必死という言葉」

です。

まずはお読み下さい。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 「必死」という言葉

 ときおり
 耳にする言葉があります。


 「死ぬ気になって、やります」

 「必死になって、頑張ります」


 この言葉を聞くとき、
 いつも、一つの思いが、心に浮かびます。


 たしかに、人間、
 死ぬ気になったとき、
 信じられぬほどの力を、発揮する。

 必死になったとき、
 想像を超えた力を、発揮する。


 けれども、静かに見つめるならば、
 この言葉は、不思議な言葉。


 「必死」と書いて、

 「必ず死ぬ」と、読む。


 そうであるならば、
 本来、我々は、

 誰もが、必死。


 この言葉を目にするとき、
 いつも、そのことが
 心に浮かびます。

 そして、そのとき、
 たしかに、

 体の奥深くから、
 力が湧いてくるのです。

 田坂広志

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私たちは、普段から、
当たり前のように、
「必死になって頑張ります」
などと言っている。

しかし、
 「必死」と書いて、
 「必ず死ぬ」と、読む。

こう考えると、必死という言葉に
深い意味を感じるべきだろう。

明日死ぬかもしれないと考えれば、
今日という日に何をすべきかを
もっと真剣に考え抜くことができる。

天崎 拝
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| 田坂広志に学ぶプロフェッショナルの哲学 | 08:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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勝つことへの執念と負けることを恐れない勇気を持つ


「勝つことへの執念」

と「負けることを恐れない勇気」を持つ



黒田選手がにニューヨーク・ヤンキースから、
8年ぶりに古巣の広島東洋カープに復帰した。
黒田はメジャーの複数球団からオファーを受け、
年棒の最高額はパドレスの1800万ドル(約21億6000万円)。

一方、広島は総額4億円。あまりの差に日米で『驚き』『衝撃』と報じられた。

20150317070141211.jpg


黒田投手はこう言う。

メジャーへの未練がないと言えばウソになりますが、
今年2月で40歳になりますし、あと何年野球ができるかわからない。
それを考えたときに、カープで野球をすることのほうが、
一球の重みを感じられるんじゃないかと判断しました。
当然、アメリカで投げることにも重みがある。
ただ、僕に残された球数は、そんなに残ってないと思う。
そう考えると広島が充実感があるんじゃないかと判断しました。


「僕に残された球数はそんなに残ってない」というところに、
プロ野球選手としての最後にかける覚悟が感じられるコメントだ。

野球選手だけでなく、
プロスポーツ選手がオリンピックなどの大舞台に臨む時、
これまでの努力の成果を100%出し切って,
悔いのない試合をしたいと思うのは当然だ。

そして、
本当に大事な試合において100%の力を出すためには,
「勝つことへの執念」と「負けることを恐れない勇気」
を持つことが必要だ。

勝つことへの執念が強くないと,
勝負の瀬戸際のところで勝ち残ることができない。

逆に、
勝つことにこだわるあまり,負けることを恐れると、
全力を出し切ってプレイできず、
チャレンジ精神も失われてしまう。

負けることは自分のプライドを傷つけ、
これまでの努力をすべて意味のないものに
してしまうかもしれない。

しかし,負けを恐れてはいけない。

これまでの努力は,先行投資の捨て金であり,
勝つために惜しげもなく捨てるべき。
最後の試合は有り金を全部賭けて勝負するようなものだ。

すべてを捨てて、背水の陣で攻め切るしかない。

私たちも、期末の今が勝負であり、
全てを賭けて勝負する時だ。

勝つためにないができるかを、
絞り出してやり切っていきたい。

天崎拝

| プロフェッショナルマネージャーの作法 | 08:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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吉田松陰に学ぶ実行力

吉田松陰に学ぶ実行力

2015年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」は、
吉田松陰とその妹の物語だ。

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吉田松陰は、25歳のとき、
ペリーの黒船密航に失敗して、
国元の長州、萩の野山獄に送られる。

ここには何十年と牢にいる人がいた。
罪人や家族から厄介者扱いされ、
ここに長く閉じ込められた人もいた。
そこで『孟子』の講義を始める。

松陰は、孟子の性善説の影響もあり、
人間の短所を見ないという楽天家な性格だった。
松陰は、そのような人物ですら長所を見つけて、
それぞれの才能を引き出そうとした。

仮釈放になると、萩に戻り松下村塾を開き、
藩の下級武士たちを教え始める。
その小さな学校には、こういう言葉が掲げられていた。
多くの書物を読まなければ、名を残す人物にはなれない。
自分の労苦を何とも思わないようでなければ、
多くの人々を幸せにすることはできない。

これが、まさに松陰の姿勢であり、
自分たちが、日本を変える人物になるという強い“志”だった。
松陰がそこで教えた期間はわずか2年半。
だが、松下村塾からは、高杉晋作や久坂玄瑞、
伊藤博文や山縣有朋といった、
幕末、明治を支える逸材が生まれた。

黒船に乗り込みアメリカに向かおうとするという
松陰のすさまじい行動力は、
やらないで後悔するより、やって後悔しろという姿勢だ。

破天荒な行動であったが、
孟子に「至誠天に通ず」という言葉がを信じ、
誰に理解されなくても、
誠の思いは天に通じると覚悟を
決めた生き様に迷いはなかった。
この“覚悟”こそ、松陰の松陰らしさ。

私たちも、
自分の決めた目標は必ず達成できる、
絶対に勝つと覚悟を決めて、今週の仕事に臨みたい。

天崎拝

| プロフェッショナルの技:磨く力 | 08:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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プロフェッショナル、イチローの進む道

プロフェッショナル、イチローの進むべき道



イチロー選手の入団が決まったマイアミ・マーリンズ。
あまり聞いたことがない名前だ。
1993年の球団数拡張でできた新興チーム。

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財務基盤が安定せず、成績も上下する。
毎年、優勝を狙うというのではなく、
「今年は優勝を狙う」という年を定めて集中投資する。
97年、2003年と、狙った年はワールドシリーズを制覇。
「やる」と決めた年には必ず成果を出してきた。
今年は、そのやると決めた年になりそうだ。

そういう球団に、
メジャー通算3000安打まで156本という
ところまで来ているイチローが入った。

どれだけ試合に出られるかが勝負だろう。

外野だけでなく、ファーストへのコンバートという声もあるらしい。

なぜイチロー選手を獲得したのか?

イチロー選手は今年41歳。
昔と比べると肩、足の速さは落ちているが、
その代わり、これまでの経験という武器がある。

スタートを切るそぶりもなく、
もう走れないなとみせかけて盗塁を決めるとか、
インコースに振り遅れて、
ついてこれないと思わせておいてヒットするとか、
駆け引きを見せるだろう。

それがここだけは落とせないという試合の「ここで1点ほしい」と
いう場面で出てくるはずだ。

マリーンズは、生え抜きの若い選手の勢いプラス、
イチロー選手のベテランの味が加わって、
ナショナル・リーグの台風の目になるだろう。

かつて、イチロー選手はこう言っている。

壁というのは、できる人にしかやってこない。
超えられる可能性がある人にしかやってこない。
だから、壁がある時はチャンスだと思っている。


営業でも目の前の壁に、穴が開くこともある。
ここから壁をブチ抜くチャンスが来ている。
テレアポも、セールスも、紹介も、
営業に大事なのは勢いだ。

勢いをつけてゴールまで加速していこう。

天崎拝

| プロフェッショナルとは何か | 10:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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YOUは何しにNIPPONへ

YOUは何しにNIPPONへ



「YOUは何しにNIPPONへ」を見ていると
必ず外人が持っているガイドブックがある。

「ロンリープラネット」だ。

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世界最大手旅行専門誌であるロンリープラネットが、
日本10大温泉を発表。

この中に、兵庫県の城崎温泉が入っている。

兵庫県の日本海沿岸にある城崎温泉は、
7つの公衆浴場にたくさんの温泉旅館がある。

温泉を楽しんだり、のんびりしたり、浴衣と下駄で街を歩ける。

絵に描いたような温泉街だが、観光客が減少の一途をたどっていた。

しかし、ロンリープラネットに載ったおかげで、
去年宿泊した外国人は15000人に増えた。

他にも、沢田公園露天風呂という伊豆半島の温泉など
かなりマニアックで、日本人も知らない温泉が出ている。

実はこのランキングに、街中温泉として挙げられている温泉がある。

それが大江戸温泉物語。

お台場にある巨大スーパー銭湯。
相当にいい加減なガイドであるが、
このおかげで面白いことが起こった。

米大手投資ファンドのベインキャピタルが、
大江戸温泉ホールディングスを買収。

ベインキャピタルは、2011年「すかいらーく」を買収し、
東証一部に再上場、過去最高益を達成している。

大江戸温泉物語は、お台場をはじめ、
全国29カ所で温泉旅館や温浴施設を経営しており、

ベインキャピタルの狙いは、2020年の東京オリンピック。

外国人観光客に人気の観光スポットである温泉サービスを拡大する。

外国人客を増やすためホームページの多言語化を進め、
ネット予約できるようにし、
海外のガイドブックにもどんどん掲載していく。

一方で、全国各地への新規出店を加速し、
またアジアを中心とした海外にも展開を計画している。

日本人相手にしか考えていない温泉ビジネスに、
海外勢が一石を投じる。

2014年の海外企業による日本の不動産取得額は1兆円と、

前年の約3倍に増え過去最高となっている。

私たちのビジネスにも、変化が出てくるはずだ。

天崎拝

| プロフェッショナルの戦略論 | 08:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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広告費が6兆円に増えた訳

日本の広告費が6年ぶりに6兆円超え



2014年の日本の総広告費は6兆1522億円、前年比102.9%。

総広告費が6兆円超えとなったのはリーマンショックの2008年以来6年ぶり。

ここ3年連続プラスで推移して緩やかに回復。

一般的に広告費の動向はGDPとの相関が強い。

日本経済の活性化に向けて広告も潮目が変わってきた。

中でもインターネット広告は、初めて1兆円を超えた。

広告は人が集まるところに打つのが基本。

広告もTVや雑誌からネットに移っている。

中でも運用型広告という検索履歴やクッキー情報という

プロフィールで個人を特定して追いかけてくる広告。

これが5106億円と大きく伸びた。

電通は、この1ー2年で、さらに増加して70%以上になると予測する。

もうひとつ注目すべき動きが「地方広告」。

広島県が出した「泣ける!広島県 究極のガイドブック」って知ってますか?

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新幹線に乗っても広島は、博多や四国に行く途中にスルーしてしまう。

そこで、お好み焼きで泣ける、厳島神社で感動…など泣ける観光スポットを紹介。

表紙には、広島県出身のPerfumeを使い、ウェブサイト公開後3日間で、

初版50,000部があっという間に、品切れ。フリーマガジンとウェブの連動で爆発的にヒットした。

ゆるキャラだけでなく、こういった地域振興策もまだまだ打ち手はあるようだ。

私たちも、広報室を中心に、熊本でTVCMを打つが、そこにDMを送り、

テレアポを集中して、複合的に攻めていこうとしている。

広告での地方開拓の実験に期待している。

天崎拝

| プロフェッショナルの戦略論 | 08:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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世界一貧しい大統領の話


世界で一番貧しい大統領のスピーチ



ウルグアイという国がどこにあるか知ってますか?

地球の裏側にある国で、そのリーダーがホセ・ムヒカ大統領。

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ムヒカ氏は、貧困家庭に生まれ、1960年代に入ってゲリラ活動に従事して、

6発の銃弾を受け、4度の逮捕を経験する。

1972年に逮捕されてから、13年近く投獄され、
「刑務所の中で人生を学んだ」と言う。

ここまでの人生は波乱万丈。

しかし、1995年の下院議員選挙で初当選。

2005年に農牧水産相として初入閣し、2009年についに大統領となる。

大統領報酬の9割近くを社会福祉基金に寄付している。

個人資産は約18万円相当の1987年型のオンボロフォルクスワーゲン・ビートル。

大統領公邸には住まず、報酬の大半を寄付し郊外の農場で生活。

世界で最も貧しい大統領として知られている。

2012年、ブラジルのリオデジャネイロで地球環境問題の国際会議が開かれ、

ジャケットにネクタイなしのシャツすがたで演説台に立つ。

このスピーチは、絵本にもなって紹介されている。

彼はスピーチはこう始まっている。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

質問をさせてください。ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車を

インド人が持てばこの惑星はどうなるのでしょうか。

息をするための酸素がどれくらい残るのでしょうか。

西洋の富裕社会が持つ同じ消費を世界の70億~80億人の人ができるほどの

原料がこの地球にあるのでしょうか?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ムヒカ氏は経済発展は幸福を阻害するものであってはいけない。

必要最低限のものを持つことをもたらすべきだと締めくくる。

ピケティ氏の本で格差社会が話題となっているが、

ムヒカ氏のように幸福とは何かという意味で格差を見る視点もある。

一度、ユーチューブをご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=Q7aJcf_Lexs


天崎拝

| プロフェッショナルリーダー論 | 08:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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なぜ、御家騒動が株価を引き上げるのか?

なぜ御家騒動が、株価を上げるのか?


経営の主導権をめぐって対立する親子が、
委任状争奪戦を繰り広げる
異例の事態に陥っている大塚家具。

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ジャスダックの上場銘柄としては、
異例売買が続き、株価が急上昇している。

3月3日の大塚家具の株価は、
前日に付けた年初来高値を更新。

一時、前日比445円高の2488円まで上昇。
4日連続の上昇、かつ3日連続でストップ高を記録した。
出来高は1483万株。売買代金で325億円にのぼる。




大塚家具の経営権をめぐるお家騒動は、
最悪のイメージだが、どういうわけか、
大塚家具株にとってはプラスに働いている。

原因は、27日の株主総会の委任状争奪戦がある。

この戦いに勝つため、父と娘、
どちらの陣営もこれまで以上に
積極的な経営方針を発表する可能性が高く、
さらに株を買う動きが活発になるとの思惑で、
買い注文が膨らんでいるらしい。

加えて15年12月期の業績予想で、
黒字化を見込んでいること。

久美子社長が打ち出した1株あたり40円から
2倍の80円への増配政策もあり、
配当利回りにすると3%台後半だったものが、
7%を超えることになる。
これに投資家の多くが注目した。

ただ、よく考えると揉めている原因が、
ビジネスモデルであり、
将来性をみればそもそも大塚家具の行方は
まだわからない。

投資というのは、短期的には、
投資家の思惑で動く、
つまり、
「空気」と「ムード」で動くということだ。

営業の世界でも、
同じ音が言えるのではないか。
圧倒的な空気とムードがあれば、
売上の勢いが加速される。

営業マンがどういう思いで商談をするのか
によって、空気やムードに勢いが出る。

期末を迎える企業が多いと思うが、
この空気感をつくることが大切だ。


天崎拝

| プロフェッショナルとは何か | 08:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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安眠を売るというビジネス


安眠を売るというビジネス


シャッター商店街という言葉が聞かれる。
商店街の店がつぶれてシャッターが降りたままの店が並ぶ。
最近見かけなくなった店に、布団屋がある。
今時は大型のスーパーや通販で買えるので、
専門店は必要なくなってしまったようだ。

布団や寝具の大手企業として、
有名な西川産業という会社がある。
創業は、なんと1556年、450年前の江戸時代だ。

全国に直営店、チェーン店を350店持っている。
これを1000店に増やそうとしている。

なぜそんなことをしようとしているのか?

地方を中心に、高齢化が進み、健康ニーズがある。
眠りは健康の重要な要素であり、
布団店を眠りの相談所に変えようとしている。

実際、睡眠に不満を持つは、65%いるらしい。

そこでスリープマスターという資格を作り、
安眠の指導者を育成して、
ストレッチ、アロマ、音楽、寝具の提案をする。

商品もオーダー枕、高機能寝具Airを発売。
Airはアスリートに人気で、フィギュアスケートの羽生選手も愛用。
TVCMにも起用する。

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モノとしての布団を売るのは難しい。
しかし、
安眠、快眠を提供すると
新しい大きなマーケットが見えてくる。

どういう価値を提供できるかを考えることは、重要。

自分の会社は、
どんな価値を提供しているのかを
考えるとビジネスの可能性が見えてくる。

私の会社は、経営者の課題解決のお手伝い
をしていると言える。

単なる節税や利益の繰延などではない、
本業を支える事業、企業防衛というど真ん中の提案を
オーナー経営者に薦めている。

老舗企業も進化を続けている中で、
私たちも進化していかねばならない。


天崎拝

| プロフェッショナルのマネジメント | 08:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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経営者の失ったもの

経営者の失ったもの


我が師、田坂広志多摩大学院教授から、
毎週、風の便りというショートメールを
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非常に短いメッセージの中に、
深く、そして広い意味が込められています。

まさに、言霊というべきものでしょう。

今週のテーマは、


「経営者の失ったもの」

です。

まずは、ご一読下さい。

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


昔、ある企業の経営者の部屋を訪問したときのことです。

その部屋には、小さな額縁に入った
不思議な写真が飾ってありました。

それは、太平洋戦争において、
米軍機の総攻撃を受け、
炎と煙を上げながら、
いま、まさに沈没しようとしている
日本軍の巡洋艦の写真でした。

攻撃中の米軍機から撮影したと思われる
その写真を飾っている理由を伺うと、
経営者は、静かに、答えました。

その船に、私は乗っていたのですよ。


その巡洋艦の沈没とともに
多くの水兵が海に投げ出され、
その人物も、夕刻の海を漂流しながら、
死を覚悟したとき、
奇跡的に通りかかった自軍の船に助けられ、
九死に一生を得た。

その経営者の話を伺ったとき、
なぜ、その人物が、
千人を超える人々が集まる場において、
ただ静かに乾杯の音頭を取るだけで、
その場の雰囲気を制するか、
その理由を知りました。

生死の体験から掴んだ
一つの資質。


重量感


それは、いま、
多くの経営者が
失ってしまったものなのかもしれません。


 田坂広志

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戦争という原体験が、
この経営者のビジネスへの覚悟を支えています。

以前田坂先生から学んだことですが、
名経営者として成功するためには、
3つの体験が必要だと言います。

1つが投獄、1つが戦争、1つが大病。

そうい生きる死ぬの体験をしていない限り
名経営者にはならないと言うのです。

今は、3番目の大病はあるかもしれませんが、
投獄されても死ぬことも、
戦争もないでしょう。

だから、
もう名経営者は出てこないのでしょうか。

そんあことはありません。

自分を極限状況に置いて、
ビジネスにかりたてて行けるかどうか、
それは心の置きどころによるはずです。

腹を決め、覚悟をしてビジネスに臨む。

重量感を持った生き様が求められるのでしょう。


天崎 拝





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