プロの学校

なんでもできる平均人(ジェネラリスト)より、これが強みだというプロフェッショナルを目指せ! プロの自分をつくる極意を伝授。 成長を続けるための「心・技・体」入門。

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田坂広志教授に学ぶ人間学 『静寂を待つ』

田坂広志教授に学ぶ人間学

我が師、田坂広志多摩大学院教授から、
毎週、風の便りというショートメールを
頂いております。

非常に短いメッセージの中に、
深く、そして広い意味が込められています。

まさに、言霊というべきものでしょう。


20150222223712151.jpg

本日のテーマは、

「静寂」を待つ

です。

まずは、ご一読下さい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 1994年の将棋・竜王戦、第六局、
 羽生善治棋士と佐藤康光棋士の対戦でのこと。

 開始の合図があったにもかかわらず、
 先手である羽生棋士が、なかなか第一手を指さない。
 眼を閉じ、考え込んでいる風情のまま、
数分間が過ぎていきます。

 そして、観戦の人々がざわめきはじめたとき、
 羽生棋士は、眼を開け、ようやく第一手を指しました。

 このときのことが、後日、
 詩人の吉増剛造氏との対談で話題になりました。

 吉増氏から、「あのとき、迷いが出たのですか」と問われ、
 羽生棋士は、こう答えました。


 いえ、そうではありません。
 静寂がやってくるのを待っていたのです。


 この羽生棋士の言葉は、
 一つの真実を、我々に教えてくれます。


 最も大切な勝負の瞬間や、
 最も重要な決断の瞬間には、
 深い直観力が求められる。

 しかし
 深い直観力が働くためには、
 深い静寂心が求められる。


 羽生棋士が教えてくれたのは、
 その真実でしょう。

 そして、この真実から、
 我々は、一つの逆説を学びます。


 極限の意思決定を前にして、
 最も大切なことは、
 いかなる「選択肢」を選ぶかではない。

 いかなる「心境」で選ぶかなのです。

 田坂広志

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

経営者の方々が、
座禅や瞑想をするという話をよく聞く。

私たちもビジネス上で、
決断しなければならない場面がたくさんあるが、
大きな決定をするときほど、
ひとり静かにじっと考えたい。

深い直観力が働くためには、
 深い静寂心が求められる。


じっと静かに、瞑想するかのように
考えを巡らしていく中で、
閃きが舞い降りてくることがある。

まさに、田坂氏の言うように、

いかなる「選択肢」を選ぶかではない。
いかなる「心境」で選ぶか


なのだろう。

天崎拝










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