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なんでもできる平均人(ジェネラリスト)より、これが強みだというプロフェッショナルを目指せ! プロの自分をつくる極意を伝授。 成長を続けるための「心・技・体」入門。

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プロフェッショナルの成功観  まず登る山を決めよ。


マラソン選手が42.195キロを完走し、

メダルを獲得するためには、

二つ必要なものがある。


一つは、

ゴールのイメージをしっかりと持つこと、

それを信じられるまでイメージを作ること。

二つ目は、

目に見えるところに小さなゴールを

決めて走ること。



佐倉アスリート倶楽部 小出義雄監督



成功とは何かを定義するのは非常に難しいですが、
私は、 その人間が描く夢や目指す目標の実現と
そのプロセスであると考えています。

成功について仲間たちと話す時、
私はエベレストやアルプスなどの頂上を
極めた登山家について考えます。

登山家達は、なぜ頂上に登ることが出来たのか?

この質問をすると、訓練を積んできたから、
能力があったから、仲間がいたから・・・といった答えを多く聞きます。

確かにそれらは全て間違っていません。
しかし、それよりも以前に、
もっと重要なことがあるのではないでしょうか。

それは、とてもシンプルなことです。

登る山を決めたこと、です。

どんなに優秀な登山家であっても、
どんなに能力があっても、
登る山を決めない限りは、
頂上を極めることは出来ません。

成功した登山家は、
おそらく明確に目標を決めるところからスタートして、
逆算してそのためには今から何を準備すべきかと考え、
一つ一つの課題をクリアしてきたからこそ、
この危険な登山に成功し、
頂上を極めることが出来たのだと思います。

己の目指すべき夢や目標が何なのかを決めることは重要なことですが、
夢と目標のどこが違うのでしょうか。

ワタミの渡邊社長は、

『夢に期限をつければ、目標になる』 

と言っています。

期限を切るというのは、覚悟を決めること、
コミットすることであると思います。

いつかこうなりたいという夢を持っていても、
いつかはやって来ません。

しかし、いつまでに、これを実現すると腹を括れば、
そこまでの道のりを考えるようになります。

脳科学者によれば、私たちの脳には、
カラーバス効果というものがあり、
例えば、赤いものに興味があると、
やたらにたくさんの赤いものが目に飛び込んでくるそうです。

しかし、現実に赤いものが急に増えたわけではないのです。
そのように、心に刻み込んだものがあると、
脳は普段なら見過ごしてしまうようなものを、
キャッチする力があるということなのだと思います。

ですから、目標を決め、絶対にやり切るとコミットすれば、
自然とその道のりが見えてくるのではないでしょうか。

以前、マラソンの高橋選手などを育てた小出監督のお話を聴く機会がありました。

彼は、マラソン選手が42.195キロを完走しメダルを獲得するためには
二つ必要なものがあると言っていました。

一つは、

ゴールのイメージをしっかりと持つこと、
それを信じられるまでイメージを作ること 


です。

シドニーオリンピックで、彼の指導した高橋尚子選手の頭には、
どこでサングラスを捨てるのか、
競技場のトラックに入ると何メートル後に2位の選手が後続しているのか、
といったイメージをはっきりと描き、その通りになったのだそうです。

二つ目に、

目に見えるところに小さなゴールを決めて走ること 

が大切だと言っています。

ゴールのイメージを描いたとしても、42.195キロという長い道のりは、
厳しく実際にゴールは見えません。

そこで目に見えるところにゴールを決めて、
あそこのビルまで頑張ろう、そこに着いたら今度はあの建物まで・・・と
小さな目標をクリアしながら、ゴールまで進んでゆくのです。

私たちの仕事も、これと同じようなところがあると思います。

大きな成功をつかむためには、

達成したイメージをしっかりと描くこと、
それができると信じること 


が大切です。

できると言い切ってしまえば、
ではどうすればできるのかと考えることになります。

しかし、できないと言ってしまうと、それ以上は前に進めません。

そして、その大きな目標を小さな中間目標に分解して、
小さな目標をひとつずつクリアしてゆくことで、
小さな成功を体験しながら、長いプロセスを乗り越えてゆきます。

ここでもう一つ重要なことは、
その長く苦しい闘いが楽しいと思えるかどうかという点です。

高橋選手は、ゴールしてからレースを振り返り、
このレースは楽しかったと言っていたそうです。

つまり、私たちはゴールの瞬間だけで、
成功を感じるのではないということです。

頂上に立ち、苦労して走ってきた道のりを振り返ると、
その苦労の連続のプロセスそのものが成功であり、
楽しく、幸せであったということです。

私のこれまでの体験を振り返っても、
目標を達成したこと以上に、
ゴールを目指して一心不乱にチャレンジし、
悪戦苦闘している厳しい瞬間の中にこそ、
仕事の楽しさ、喜びや、やりがいがあったように感じています。 

フロー理論を提唱するチクセントミハイによれば、

『一つのことに深く没入しているので、
他の何ものも問題とならなくなる状態であり、
その経験それ自体が非常に楽しいので、
純粋にそれをするということのために多くの時間と労力を
費やすのがフロー状態である。
そして、フロー経験の繰り返しの中で、
成長の段階を上がる』

と言っています。

つまり、成功というのは、
このフロー状態を繰り返すプロセスの中で、
成長を体感してゆくことなのではないかと思うのです。
 
 
 
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