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100年続く経営の真髄


この品質を支えるのは、

目利きする人が手間暇かけること、

美味しいものを届けたいと思う人の

心しかない。


新宿高野、四代目社長、高野吉太郎氏




新宿高野、四代目社長高野吉太郎氏の話をお聞きした。

新宿高野は、1885 年(明治18年)創業以来、
創業者は代々名前を引き継ぐ、
襲名を行っており、
戸籍上も名前を変えるそうです。

1885 年(明治18年)に創業し、
繭仲買、中古道具販売をするかたわら、
新宿御苑にあった農事試験場で作られた、
輸入果実を副業で販売したのが始めだそうです。

なぜ、果物が本業となって行ったのか。

開通したばかりの新宿駅舎の前であり、
夜まで人通りがあり、
そこで売れるものは、
野菜や果物であったからだそうです。

大正15年に、看板のフルーツパーラーを開始し、
太平洋戦争の東京大空襲にも焼け残った
堅牢なビルと同じような堅実な経営を続けています。

高野社長の話をお聞きし、
127年続いてきた企業経営の秘訣が
3つあると感じました。

ひとつは、
こだわりです。

高野社長は、何度も、
果物屋ですから、
果物のことしかわかりませんと
繰り返していましたが、
本当にフルーツの美味しさに
ついてのこだわりは素晴らしく、
さすがにフルーツのプロ、
果物の匠です。


それぞれの果物の旬、食べ方、見分け方、
食べごろなどについて触れ、
フルーツは、一つ一つの個性があり、
品質はバラバラなので、
いいものだけを選ぶ目が必要だと言います。

そして、マスクメロンであれば、
2箱仕入れて、
そこからいいものを選んで、
1箱にして、美味しいものだけを
店頭に並べています。

高野のフルーツはどれも美味しいと言われるが、
高野社長に言わせれば、
美味しいものだけを選んでいるので、
当たり前なのです。


ふたつめは、
目利き、人のクオリティーの高さ です。


先ほどのマスクメロンの例で言うと、
マスクメロンの等級は、
富士、山、白、雪となっているようで、
この富士は最高級品だそうです。

メロンは一箱6個で仕入れますが、
全てが富士でないと等級は山になってしまいます。

また、山を買っても、
店頭に出すのは、6個中、
4個ぐらいだそうで、
果物は、生き物ですから、
それ位ひとつは一つの品質が異なっています。

ですから、仕入れの段階で、
富士や山を見極める目利きが
重要だと言うことです。

メロンマイスターの小池さん
という方がいるそうです。

果物の品質を見極める自信に、
プロフェッショナリズムを感じます。

そして、重要なことは、

この品質を支えるのは、
目利きする人が手間暇かけること、
美味しいものを届けたいと思う人の
心しかない


と高野社長は言います。

果物の品質は、
人の品質であると言うことです。


三つめに、
広がりでなく、絞り込みの経営、
専門店としての奥行きの経営に徹している
こと
です。

高野は、果物の販売のほか、
フルーツクチュールと呼び、
果物屋ならではの発想の生ジャムや
フルーツソース、デザートなどを
販売しています。
 
また、看板であるパーラーでも、
果物の美味しさを最大限に引き出す、
こだわりの仕立てを考え抜いています。

子供の頃、誰もが隙だったフルーツパフェは、
実はメイドインジャパンで、
千疋屋と高野が始めたのだそうです。

これらに加えて、
フルーツの魅力を伝えるレシピ本の出版
なども進めています。

また、会社が大きくなるにつれて
本社スタッフも増え、
直接果物にかかわらない人も
多くなり、
果物屋が果物を知らないと言う状況に
なっているのを危惧し、
社長自ら、フルーツ塾を始めました。

例えば、ケーキを作っている人が、
フルーツを知らないこともあり、
果物を通じて話しが出来るようにと、
考えているそうです。

このように、
果物のビジネスに徹して、
その奥行きをどんどん深めており、
間口を狭くしながら、
深堀していく姿勢で、
経営を集中化、
先鋭化して来たところに
100年続く経営の秘密があるように
思いました。

高野社長が、

マスクメロンは、
一木一実である

と言っていました。

つまり、
一つの木に一個のメロンを残し、
あとは全部間引きしてしまう。

その剪定の技と目、
そして絞り込んでゆく勇気が必要なのです。

高野社長から、学んだことは、

ブランドフルーツの品質、
美味しさへのこだわり。

目利きするのは人であり、
プロの仕事。
そのプロの資質、プロを育てる
ことへの情熱。

そして、
フルーツを徹底的に極める
先鋭化、独自化の経営、
一木一実の経営。

この3点が重要であると感じました。

高野吉太郎社長、

有難うございました。

新宿高野

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天崎 拝



  



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