プロの学校

なんでもできる平均人(ジェネラリスト)より、これが強みだというプロフェッショナルを目指せ! プロの自分をつくる極意を伝授。 成長を続けるための「心・技・体」入門。

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穴を深く掘るには、間口を広げよ

穴を深く掘ろうとするならば、

間口は広げないといけない。

学問や知識も同じだ。

周辺の多くの分野についても学ばなければ、

一つの専門分野を深堀りすることが出来ない。

学習院 院長、
田島義博氏





日本の代表的な思想家である、
丸山真男氏が『「文明論之概略」を読む』で、
哲学者であり、経済学者である、
ジョン・スチュアート・ミルのこんな言葉を
紹介しています。

真に教養ある人間とは、
すべて(エブリシング)について
何事(サムシング)かを知り、
何事かについては、
すべてを知る人間である。

丸山氏は、この言葉を中国の「君子」に合わせて
こう言っています。

君子というものは、
専門家であってはいけないのです。

有名なウェーバーが引用している、
論語の「君子器(うつわ)ならず」。

1つの専門のエクスパートは君子ではない。

器というのは君子が使うものであり、
専門家というのは君子が使うものなのです。


丸山氏は、福沢諭吉のような明治維新の知識人には、
そういう面があったのだと言っています。

ミルは、大学教育について、
こう言っています。

専門職に就こうとする人々が、
大学から学び取るべきものは、
専門的知識そのものではなく、
その正しい利用法を指示し、
専門分野の技術的知識に光を当てて、
正しい方向に導く一般教養(General culture)
の光明をもたらす類のものです。


一般教養と言うものは、
専門性を深く掘り下げてゆくために
役立つものであるということです。


私の大学時代の恩師で、学習院院長を勤めた、
田島義博氏は、非常に博学であり、
専門分野である流通、マーケティング、
経済、政治のみならず、
日本の古典芸能、相撲、オペラ、日本史、
世界史、酒の歴史、宗教史、英語、ドイツ語、
中国語…と幅広い分野に造詣が深かい方でした。

田島義博氏について

その田島教授から、学生時代に学んだ
言葉があります。

穴を深く掘ろうとするならば、
間口は広げないといけない。

学問や知識も同じだ。
周辺の多くの分野についても学ばなければ、
一つの専門分野を深堀りすることが出来ない。


つまり、広く学ぶことが、
深く専門分野を深く掘ることにつながる訳です。

また、逆に専門分野を極めて行くと
その専門性が、他の分野にも応用できることが
多くあります。

一芸に秀でる者は多芸に通ず

という言葉がありますが、
一つの道を究めた人は、
ほかの多くの事柄も身につけることがたやすくなる、
おのずと見えてくるようになる

という意味です。

ですから、
多芸に通ずるためには、
まず一芸に秀でることから
出発しなければなりません。
そして多芸に通ずるような形で
一芸に秀でることを目指さねばなりません。

どんな道であれ、
その道を極めることは、
簡単なことではありません。

学問も、仕事も高度化、専門化している中で、
私たちは是が非でも、多芸に通ずるような形で、
一芸を伸ばしてゆかなければなりません。

一芸を伸ばすこと、
それがプロフェッショナルへの道なのです。

天崎 拝




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