プロの学校

なんでもできる平均人(ジェネラリスト)より、これが強みだというプロフェッショナルを目指せ! プロの自分をつくる極意を伝授。 成長を続けるための「心・技・体」入門。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

『企画力』、普通のカレーを世界最高のカレーにする力


企画者とは、

顧客の立場に立って、

顧客を楽しませる、

気の利いた人であれ。

小山薫堂




放送作家、小説家の小山薫堂氏は、
企画することについて、
こう言っています。

日本人は、お客さんがきた時、
その脱いだ靴をお客さんが
帰りやすいようにパットやりますね。
日本人には当たり前ですが、
海外の人はびっくりします。
ああいう、靴をひっくり返す感覚で
物を見られるようになれば企画を
思いつくようになります。

小山薫堂氏は、
お客様に喜んでいただけるよう、
気の利いた事、
ちょっとしたサプライズを
自然にやることを企画の基本としています。

つまり、

企画者とは、顧客の立場に立って、
顧客を楽しませる、気の利いた人であれ

というのが根本精神であるとしています。

営業の世界でも、
お客様とのやりとりの中で、
心を動かすホットボタンを探すこと
が重要です。

ホットボタンとは、
ニードのツボのようなもので、
そこをプッシュすると
ニードが喚起され、心を動かし、
商品の購入を真剣に考えることになります。

このホットボタンを見つけることも、
人が喜ぶことを考えるのも、
相手の話を聴き、
求めるものを感じ取る力が必要です。

私は、これを『慮る力』と呼んでいます。
文脈を読み取る力と言ってもいいでしょう。

そして、
企画力というのは、
さらに読み取るだけではなく、
それを期待を超えるものとして、
あるいはサプライズの形で、
相手に提供してあげることです。


NHKの「仕事学のすすめ」で、
小山氏が大学生への講義は、
企画とは何かを見事に表しています。

小山氏は、教室にカレーライスを持ち込みます。
見た目はごく普通のカレー。
それを作ったという、ごく普通の60代後半の女性を
教室に招き入れ、インタビューをはじめます。

小山「お名前は?」
女性「鈴木と申します」
小山「このカレーを作るポイントは?」
女性「人参やジャガイモをいれまして、
         ルーは市販の物を使いました」

あまりに普通のカレーです。
学生の反応も拍子抜けした感じ。

小山「では、このカレーを是非とも食べたて見たいと言う人?いないか?」

当然、学生の反応は、ありません。

小山「そうか。でも私が皆さんにこのあと、ある情報を
         お伝えしたら全員が必ずこのカレーを食べたいと言う
         はずです」

これからが、小山氏の企画です。

小山「鈴木さんに息子さんはいらっしゃいますか?」
女性「はい、おります」
小山「何をなさっているんですか?」
女性「毎日野球ばかりやっております」
薫堂「お名前は」
女性「ありふれた名前ですが、一朗というんです」

ここで学生達はざわつき始めます。

ここで、皆さんもお分かりになったと思いますが、
この女性から、息子さんは、
最近仕事の拠点をニューヨークに移したこと、
偏食家の彼が、幼少期から30代に至るまで、
朝は決まって、これと同じカレーを食べ続けている
という話を聞きます。

この後、小山氏が言ったように、
学生達が「食べたい!」と殺到したのは
言うまでもありません。

講義のサプライズゲストとして、
わざわざ「イチロー選手の本物のお母様」を
東北まで連れてきたというわけです。

これが、小山氏の言う「企画」の神髄です。

企画の力で、このどこにでもある、
ごく普通のカレーライスが、
「世界最高のカレーライス」に
変わった瞬間です。

これが、
モノのバリュー、ブランド価値を
上げる企画力であるということを
身をもって体験させたわけです。

どんな伝え方をしたら、
喜んでもらえるのかを考えること、
そして相手に喜んでもらうために、
気を利かせ、頭を働かせ、準備すること、

それが本物の企画力なのです。

小山氏の著書を読むと
仕事の仲間達と日々このような
サプライズを競い合っていることが伺えます。

いつでも、日常的に、
人を喜ばせることを考え続けること

が、企画のプロフェッショナルなのでしょう。


[今日の学び]
気を利かせて、

ホットボタンを探せ。

そして、相手を喜ばせよ。



天崎  拝




社会を動かす企画術 (中公新書ラクレ)社会を動かす企画術 (中公新書ラクレ)
(2010/04/10)
小山 薫堂

商品詳細を見る


人を喜ばせるということ―だからサプライズがやめられない (中公新書ラクレ)人を喜ばせるということ―だからサプライズがやめられない (中公新書ラクレ)
(2009/04)
小山 薫堂

商品詳細を見る







関連記事
スポンサーサイト

| プロフェッショナルの技:慮る力 | 08:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://amazaki777.blog87.fc2.com/tb.php/296-d8f8481a

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。