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なんでもできる平均人(ジェネラリスト)より、これが強みだというプロフェッショナルを目指せ! プロの自分をつくる極意を伝授。 成長を続けるための「心・技・体」入門。

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プロフェッショナルマネージャーは、体験を言語化する






プロフェッショナルマネージャーは、

体験をことばにせよ



外国で仕事をして、痛感したことがある。
それは、
日本人は、言葉を介さずに
会話ができるということだ。

阿吽の呼吸、
空気を読む、
ツーと言えばカー…
いずれも、言葉なき会話である。

外国ではこれはなかなか通用しない。
言語の壁だけでなく、
文化の壁、宗教の壁など、
外国での仕事は、
壁だらけの障害物競走と考えた方がいい。

では、
どのように考えを伝えるべきか。

それは、
まず考えそのものを
言葉にすることである。

つまり、
徹底的な会話である。
会話するには、
言葉にすることが必要だ。

人はものを考える時には、
言葉で考える。
言葉に置き換えて考えを練る。

また、
それを理解することも、
言葉を介して聴き、
言葉を使って理解する。

だから、
言葉はコミュニケーションの重要な媒体である。

特に左脳での理解、論理的思考に、
最も大きな力を発揮する。

ただ、一方でこれ以外にも、
重要な要素はある。
それは、映像であり、
音であり、香りであり、味であり、
手触り、肌触りである。

つまり、五感に訴えることも重要だ。
これは、右脳に伝わる。

従って、
マネージャーが、
メンバーに伝えたいこと、考えていること、
重要だと思っていることがあるなら、
まずそれを徹底的に言葉にすることだ。

コツ、ドウハウ、勘など
簡単に言葉にできないものも多い。

大抵本当に教えたいことは、
言葉にしにくいことが多い。

しかし、
そういう言葉にできない暗黙知であっても、
言葉にする努力がなければ、
伝わるのに時間がかかる。

古来からの師匠と弟子の関係で、
同じ空気を吸え、
と言われるように、
暗黙知は長期間の修業と場の共有から
学びとる、盗むことが必要となる。

しかし、一方で、
口伝という言葉があるように、
語り継がれてゆく知恵も多い。

まさに言葉による伝承である。

では、言葉にならぬ知恵、ノウハウ、コツを
伝えるにはどうしたらいいのか。

それは、
言葉の鍛錬しかない。


日記、レポート、メール、ブログ、
メルマガ、俳句、短歌、エッセイ…

どんな形式でもいいが、
自分の体験を言葉にすることが必要だ。

体験を文字にする、
その時に人は考えることになる。

その体験から得たもの、感じたものは
何かを考える。

人に伝える必要がなければ、
体験はその人の中に留まり、
やがて消える。

多くのノウハウやドウハウ、
勘や経験、コツは、
属人的に人と共に消えて行った。

また、
この体験を言語化するプロセスで、
その体験を抽象化し、
再現性のあるものにしよう
と考える必要がある。

まず、他人に理解してもらうためには、
共通の言葉にすること、
それを抽象化し、
相手にわかるようにすること
が必要だ。

また、
他人が同じことができるようにするためにも、
抽象化は重要だ。

哲学、教訓、法則、心得、作法など
言われるものは、抽象化の産物である。

そして、
言語化するプロセスを日々の習慣にすること、
日々の仕事に組み入れることによって、
その本人にとっても、
新たな体験を自身の内的経験にすることになる。

つまり、
本当の知恵、理解というのは、
次のようなステップを経ることになる。

何かを読んだり聞いたりして、
自分のこととして考える

それを実行して体験する

実行の結果を確認する

そこから何を学んだのかを内省する

そこで得たものを言葉にして人に伝える

相手の反応を知り、そこからの学びを得る

…というようなプロセスを経て、
本当にわかるということになるのではないか。

そして、
この一連のプロセスをめぐるのは、
言葉にされた体験なのである。

プロフェッショナルマネージャーよ、
体験を言語化せよ。



それが、あなたの仕事なのだから。


天崎 拝



[ご参考]


我が師、田坂広志氏の体験の言語化の結晶。

吟味された言葉、研ぎ澄まされた言葉
からの学びが、いかに大きいかがわかる一冊。



成長し続けるための77の言葉成長し続けるための77の言葉
(2010/12/23)
田坂 広志

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