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プロフェッショナルは、育成できるのか2

素直な人間は成長する



今週は、
プロフェッショナルは、
育てることができるのか、
というテーマで書いています。

2012年のロンドン五輪で、
金メダルを獲った吉田沙保里選手を育てた父、
吉田栄勝氏は、彼女にこんな話をしてきたそうです。

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もしおまえが途中で負けてしまったら、
おまえに負けた子がまた泣いてしまうぞ。
 
だからおまえに負けた子の分まで
勝たなきゃいけない。



確かに、
彼女が金メダルを獲れば、
その彼女に負けたということが、
誇りになることもあるでしょう。

自分が勝った人のためにも、
頑張れというのは、
自分のために頑張れというより、
責任感や力が湧いてくる
ような気がします。


しかし、その一方で、
母親である幸代さんは、
2008年に連勝記録が119で
途切れた時、こう言ったそうです。


いままでおまえが、
勝たせてもらったその裏で、
他の子は皆泣いていたんだよ。

一度負けたくらいでクヨクヨするな。



勝っても、負けても、
相手があり、その人たちのためになる
勝ち方、負け方がある
ということでしょう。

それは、

対戦相手に対する感謝の心

です。


連戦連勝する記録も、
もちろん素晴らしいことです。

しかし、負ける側の気持ちも
わからなければなりません。

負ける悔しさを知ってこそ、
本当の意味での成長に繋がるのでしょう。

私たちのセールスという仕事も、
同じことが言えます。

セールスは、スポーツとは違い、
勝ち負けなどはありません。
しかし、結果は出ます。

断られてしまったり、
決断を留保されたりすると、

このお客は、全然わかっていない、
こんなことを考えるのはおかしい、
などとお客様のせいにしている人がいます。

こういう人は、
売れたら自分の手柄、
売れなければ相手のせいと
考えているのかもしれません。

相手が、なぜ断ったのか、
なぜ結論を留保したのか、
と考えない限り、
これから先も同じことが
続いてしまいます。

こういう人に、
何が足りないのでしょうか。

それは、

「素直さ」

ではないでしょうか。

そして、

断られたお客様、保留したお客様、
そういう全ての

お客様への感謝の心

が必要です。


吉田氏は、
こんなエピソードを語っています。


以前うちのレスリング教室に、
一万人に一人とも言える逸材がいました。

出る大会出る大会、
全部優勝していきました。

ところが彼は、
俺は日本一だ
という偉そうな顔をしていて、
態度が悪い。

その子が本当に強くなるかというと、
やっぱり、人間は素直でなきゃだめです。


これもセールスの世界でも
ありがちな話です。

俺は売れていて凄いんだ、
売れている人間が偉いんだ、
などと偉そうにしている人間は、
結局最後は、もう他人から
相手にはされないでしょう。

ですから、

素直な人間が、成長する

ということです。

では、この素直さは、
どう身につければいいのでしょうか。


吉田氏は、
こう言います。


小さい頃から、そういうことを
しっかりと叩き込んでおかないと、
大きくなってから必ず損をする。


つまり、

子供の時からの教育

だと言うことです。

これまで多くの優秀な人材を
採用してきましたが、
振り返ってみれば、
確かに素直な人が、
結果的に成功をしています。

そして、
その素直さは、
私たちマネージャーが教え、
育ててきたものではありません。

 松下幸之助氏は、
「素直な心」を、
次のように定義しています。


image_20130424081800.jpg


素直な心とは、

寛容にして私心なき心、
広く人の教えを受ける心、
分を楽しむ心

であり、また、

静にして動、
動にして静の働きのある心、
真理に通ずる心


であると言います。

そして、
素直な心を10カ条にまとめています。

第1条 私心にとらわれない
第2条 耳を傾ける
第3条 寛容
第4条 実相が見える
第5条 道理を知る
第6条 すべてに学ぶ心
第7条 融通無碍
第8条 平常心
第9条 価値を知る
第10条 広い愛の心


個々には、触れませんが、
これらの多くは、
社会人になる前に、
親や教師から、学校生活や家庭で
学んでくるものが土台となっています。

その土台の上に、
社会人としての経験、
仕事上の体験から学び、
また、
上司や先輩、仲間や後輩との
つながりの中から得ていくものも
多くあるように思います。

そう考えると、
プロフェッショナルとしての素養である、
素直さは、
子ども時代の教育と
社会人としての経験から
身につけることができるのでしょう。


天崎 拝



[今日出逢った素敵な言葉]


素直な人間が、成長する





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