プロの学校

なんでもできる平均人(ジェネラリスト)より、これが強みだというプロフェッショナルを目指せ! プロの自分をつくる極意を伝授。 成長を続けるための「心・技・体」入門。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

プロフェッショナルな企業の哲学とその実践

その企業が、何を最も重要であると

考えているのか。

もうひとつは、それを社員が理解しているか。

3つ目は、実際に、実行できるか。

この3つが出来ている企業は、

真のプロフェッショナルであり、

出来ていないとすれば、

アマチュア企業である。




震災から2カ月がたち、改めて思う事があります。
それは、このような事態に直面した時の企業の対応の方法の違いです。

震災を想定内としていた企業、想定外としていた企業の違い。

なぜ、このような違いが生まれるのでしょうか。

それは、企業の経営哲学とその浸透度と実践への落とし込みの違いです。

どんな企業でも大抵、経営の哲学を言葉に表し、
企業理念、コアバリュー、社是などと呼んでいます。

つまり、経営者であれば、哲学を文章化することは誰でも考えることです。
ここで、大切なことが3つあります。

ひとつは、その企業が、何を最も重要であると考えているのか。
もうひとつは、それを社員が理解しているか。
3つ目は、実際に、実行できるか。

この3つが出来ている企業は、真のプロフェッショナルであり、
出来ていないとすれば、アマチュア企業であると言えます。

ディズニーランドと東京電力が、震災にどう対峙したかを
この3つのポイントから考察します。

ディズニーランドが、
そこで働くキャスト(従業員)の教育の中で、
ゲスト(客)に最高のエクスペリエンス(体験)を
提供するために意識付けしているのが、SCSEです。

すなわち、

SAFETY[安全性]
COURTESY[礼儀正しさ]
SHOW[ショー]
EFFICIENCY[効率]

大切なのは、この優先順位です。
SAFETY[安全性]をなによりも重要視していることです。

オリエンタルランドのHPをみると、
ディズニーランドではキャストが、
地面のゴミをしゃがんで拾うことがない
という例が出ています。

これは、ゲストがしゃがんだキャストに気づかずに
ぶつかってしまわないの配慮、
つまりSAFETYから来ています。

・・・とあり、「効率」は上の3つができてから、
という考えが徹底しています。

参照↓

http://www.youtube.com/watch?v=w43ajTSHvGo
オリエンタルランドの経営理念





ちなみに、東京電力の企業理念は、

●経営理念

エネルギーの最適サービスを通じて豊かな生活と
快適な環境の実現に貢献する。

●経営指針

・社会の信頼を得る。
・競争を勝ち抜く。
・人と技術を育てる。


最適サービス、豊かな生活、快適な環境
・・・いずれも重要なことですが、
最も重要なことは、安全ではないでしょうか。

少なくとも、電力供給の30%は原子力発電による訳ですから、
安全を第一に謳う必要があるのではないでしょうか。

残念ですが、経営方針にも、
安全な電力供給という文言はありません。

信頼、競争、技術を追いかける前提として、
何よりも安全を優先する姿勢を明確にすべきでしょう。

テレビで震災時のディズニーランドの映像が放送され、
ご覧になった方も多いと思います。

改めて震災時のディズニーの対応は素晴らしいと感心します。

放送での紹介によれば、
年間180日という回数の最悪を想定した訓練が行われており、
10万人のゲストがいる中で、震度6の地震が起こる事を想定して
いたようです。
ですから、今回の地震は、
「想定内」の出来事であったということです。

ディズニーランドで働くキャストの90%は、アルバイトです。

そのキャストがマニュアルにない行動でゲストを
守る姿が画面から伝わります。

非常に冷静であり、笑顔を絶やさず、パニックを起こさないで
冷静に、てきぱきとゲストを誘導する姿には感動します。

ショップからぬいぐるみを防災頭巾として配布、
ゴミ袋、段ボール、買い物袋、ビニール手袋など、
雨や寒さをしのぐために、あらゆるものを提供し、
ショップ中の菓子を配布し、
さらに非常食として湯をかけるだけで
食べられるひじきご飯を常備して提供するなど、
その対応は見事でした。

ディズニーランドで、夜を明かしたゲストは
2万人いたようですが、
徹夜でゲストのケアをして、
翌朝笑顔で見送った1万人のキャストたちも
被災難民であったことを忘れてはいけません。

震災発生後、30分で対応本部を設置して、
ゲストの安全を最優先で考えた、適切迅速な対応は、
ディズニーランドの経営哲学である、
「SCSE」の実践であり、
サービスが一流であるためには、
危機管理も一流でなければならないと
感じざるを得ません。

東京電力の対応は、「想定外」の連続であり、
危機管理という言葉すら存在しなかったのではないかと
疑わざるを得ません。

また、いかなる立派な言葉も、
書かれてあるだけでは意味がなく、
実行されて初めて、
哲学と呼ぶことができるのだと思います。


ディズニーランドには、
細かなマニュアルがあるわけではなく、
大筋の方針以外は現場の工夫、
キャストのホスピタリティーに
任せれているところにも注目したいところです。


これに対して、原発の現場で事故と直面している所長が、
本社とのやり取りの最中に、「やってられない」と
抗議した様子を見るにつけ、機動力の無さ、
陣頭指揮の不在、責任体制のあいまいさなどを感じざるを得ません。



ディズニーランドの危機対応は、
まさにプロフェッショナルの
マネージメントを感じます。

しっかりとした組織、明快な行動基準、適切な権限委譲、
適時的確な判断と指示、組織内外への情報公開など、
学ぶべきことが多いと思います。

また、一日おきに災害対応訓練をしていたという
不断の基礎行動の反復、それが生きた結果であり、
まさに経営理念がそのまま実践されていることが分かります。

ぬいぐるみを頭巾がわりに配ったり、
ショップのお菓子や非常食糧を無料で
配れば利益に影響が出ますが、
そうした人を驚嘆させるほどの心遣いは、
結果として「信頼」という限りない
利益に結びつくことになるのでしょう。


一晩ゲストを守り、けが人も重病人も出さなかった
デイズニーランドに、改めて敬意を表すとともに、
改めて、私たちは、プロフェッショナルとして、
何をなすべきかを考えなければならないと感じました。



ディズニーランドの被災対応は、こちらで見ることができます。↓

ディズニランドの震災対応1

ディズニーランドの震災対応2


今日の心技体は、いかがでしたか?宜しければ、クリックを↓

にほんブログ村 ベンチャーブログ 社会起業家へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ


 RSSリーダーで購読する





関連記事
スポンサーサイト

| プロフェッショナルとは何か | 17:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://amazaki777.blog87.fc2.com/tb.php/42-35308a67

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。