プロの学校

なんでもできる平均人(ジェネラリスト)より、これが強みだというプロフェッショナルを目指せ! プロの自分をつくる極意を伝授。 成長を続けるための「心・技・体」入門。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

コトラーカンファレンスに参加して思うこと2

コトラーカンファレンスに参加して思うこと2



先週、6月17日に、マーケティングの大家、
フィリップ・コトラー教授が来日され、
コトラーカンファレンスに参加しました。

image_20130622144758.jpg




今週は、
コトラーのマーケティング戦略について
書いています。

前回は、
コトラーの「マーケティング3.0」について触れました。
ここでの主張は、一言でいえば、
これからは、
ミッション、使命、心のマーケティング
の時代となるということです。

これはまさに、日本的経営の真髄です。
コトラー教授のマーケティング3.0は、
日本企業の持つ精神性にフォーカスし、
さらに日本企業が世界経済復活、再生の救世主と
なることを予見していると思います。


コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則
(2010/09/07)
フィリップ・コトラー、ヘルマワン・カルタジャヤ 他

商品詳細を見る



来日に合わせて、コトラー教授の新著、
8つの成長戦略」が上梓されたことを
ご存知の方も多いでしょう。



コトラー8つの成長戦略 低成長時代に勝ち残る戦略的マーケティング (碩学舎ビジネス双書)コトラー8つの成長戦略 低成長時代に勝ち残る戦略的マーケティング (碩学舎ビジネス双書)
(2013/05/22)
フィリップ・コトラー、ミルトン・コトラー 他

商品詳細を見る



サブタイトルに、
低成長時代に勝ち残る戦略的マーケティング
とあるように、この20年間の日本の低迷と
これから欧米各国が直面する低成長の時代を
いかに克服してゆくか、その処方箋を8つの切り口
から明らかにしたものです。

講演の中で、コトラー教授は、
日本企業の長い低迷についても触れました。

なぜ、日本は低迷してしまったのでしょうか。

この問いに対して、こう語っています。

さまざまな原因が考えられるが、
日本企業がマーケティングを誰に任せてきたのか
を問い直す必要がある。

戦略的なマーケティングは、「3年後に何をつくるか」
というように先を読むことである。
マーケティング担当者は、どんなプロダクトを
つくるかを考える過程に入り込み、
プロダクトのポートフォリオに関わっていく姿勢
が必要だ。

携帯電話のガラパゴス化に象徴されるように、
目先の技術競争が行き過ぎると短期的視野に陥り、
世界の動向から離れ、極視的な戦術の戦いに疲弊し、
結果的に世界的な競争から取り残されること
となりました。

さらに、コトラー教授は、こう続けます。

日本には、CMOがいないということもその原因の一つだ。
欧米では多くのCMOがいて、互いに学び合っている。


日本企業のマーケティング組織の抱える課題の一つです。
さらに、
マーケティング力を十分活用できていない、
意思決定のスピードが遅い、
などの硬直した組織の問題点も指摘しています。

CMOの組織体制については、
私の仕事そのものでもありますので、
後日、私見を述べたいと思います。

また、コトラー教授は、
ウォールストリートの資本主義に傾き過ぎている
ことも指摘しています。

株式市場や金融の世界と同じように、
短期的に何をすべきかに偏り過ぎている。
業績が悪いと病気のように扱われ、
長期的視点を失ってしまう。
米国企業が、四半期の業績報告をやめ、
通期で報告することで、
ウォールストリート、株式市場の影響を
コントロールしていることと
完全に逆行している。

…と指摘しています。

さて、
日本企業の今後の成長のために、
どんな処方箋があるのでしょうか。

コトラー教授は、

まず最初に、
イノベーションが必要である

と言っています。

イノベーションというと新規性のある技術開発、
プロダクト開発と考えがちですが、
イノベーションは必ずしも、
技術開発を伴うものだけではありません。

新しいビジネスモデルの開発も、
イノベーションです。

クロネコヤマトの宅急便、
スターバックスコーヒー、
リッツカールトンホテル、
ノードストロームなどなど、
サービスビジネスの世界でも
新たなビジネスモデルのイノベーションで
成功してきた企業もたくさんあります。

コトラー教授は、

アマゾンの登場という新たなWeb流通チャネル
のイノベーションによって、
既存の産業、業界が変化を余儀なくされている

と指摘しています。

この他、国内では、楽天をはじめ、
イノベーティブな販売チャネルや
コミュニティーの形成により、
顧客とのコミュニケーションも含めた
新たな方向が模索されています。

これらの流れに対して、コトラー教授は、

企業が、安全を望むと成長の余地は
損なわれてしまう。
新しいアイデアを生むためには、
カスタマーの近くにいることが必要となる。
顧客の声を聴いて、コクリエーション(共創)すること
が大切である。


…と語っています。

コトラー教授は、最新刊『コトラー8つの成長戦略』で、
企業の成長を引き出すカギを示しています。

次回、それについて触れたいと思います。


天崎 拝



◆今日出逢った素敵な言葉◆


新しいアイデアを生むためには、

カスタマーの近くにいることが必要となる。

顧客の声を聴いて、

コクリエーション(共創)すること

が大切である。

フィリップ・コトラー

関連記事
スポンサーサイト

| プロフェッショナルマネージャーの作法 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://amazaki777.blog87.fc2.com/tb.php/431-b2a1ba54

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。