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マクドナルド原田CEOに学ぶ、 戦略のシーケンス4

マクドナルド原田CEOに学ぶ、

戦略のシーケンス4




発想は大胆に、実行は慎重に




「どん底」であったマクドナルドを
いかに復活させたのか、
原田氏の新著、「成功を決める順序の経営」
をベースに思うことを書き連ねています。


成功を決める「順序」の経営 ―勝つためには戦略の順番を間違えるな (日経ビジネス経営教室)成功を決める「順序」の経営 ―勝つためには戦略の順番を間違えるな (日経ビジネス経営教室)
(2013/05/31)
原田泳幸

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これまでのポイントは、

1.戦略の本質は、順序である

2.戦略には、ストーリーが必要である

3.数字やデータだけでは、答えは出ない

の3点でした。

今日の一つ目のテーマは、


発想は大胆に、実行は慎重に


です。


前回、
らしさを忘れないイノベーション
について触れました。

つまり、
原点回帰と未来進化は、
同時進行が必要
だということです。

ただし、イノベーションには、
投資、つまり、資金、人材が必要
です。
それを限られた資源の中でどこから捻出するかは、
大きな課題です。


image_20130629234340.jpg


マクドナルドの原田社長は、こう言います。

何のコストを削減しないといけないのかではなく、
お金を使えば新しく何ができるかを
考えてアイデアを持って来て欲しい。


確かに、
改革するといえば、大抵の場合、
コスト削減から始めることになります。

原田社長は、それに対して、

そんなの誰だってできますよ。
コスト削減ほど易しい経営はない。
僕はこう言うんです。

コストをカットをするな。
もっとお金の使い方の提案を持ってこい。
お金を使ってもっと売る方法を考えろ、
ということですね。

経営とは、要はお金の使い方を考えることだ
と私は思っているんです。



ただ単にコストカットするのではなく、
カットしたコストをどこにどうやって再投資するのか、
経営資源をいかに賢く再配分し、再配置するのかが、
本当のリストラであり、経営の要諦なのです。

こう考えると、
経営戦略とは、打ち手実行のシーケンスを
考えることであると同時に、
経営資源の再配分、再配置の順序を
考えることである
とも言えます。

多くの場合、
経営にとってやるべきことは、
はっきりしていますが、
一度にできないことが多くあります。

また、課題そのものが、
売上拡大とコスト削減、
品質向上と量的拡大というように
相互に矛盾していることが、
難しさを生んでいるわけです。

では、
そういった矛盾をはらんだ課題を
どうしたら解決できるのでしょうか。

それは、
戦略を考える人間が、事業そのものに対して、
オーナーシップを持つということしかありません。

オーナーシップとは、
経営者としての立ち位置であり、
自分がビジネスのオーナーであると
自分事として捉える、その姿勢
です。

それがなければ、
ストーリーは描くことなどできません。

仮にできたとしても、
無責任な画餅に過ぎないもの
にしかならないでしょう。

原田社長は、これを、

俺がこのビジネスを動かしている
というマインドセット

だと言っています。

そして、
そこから生まれる打ち手、
顧客の心を引くだけの戦略とは、

いい意味でお客様の期待を裏切ること。
お客様驚かせることです。


どうしたら、
お客様を驚かせることができるのでしょうか。

お客様の期待をはるかに超えるサービス
それが提供できなければならないはずです。

顧客が驚くほどの高いハードルを
どうやって超えることができるのでしょうか。

原田社長は、

情熱には冷静を、冷静には情熱を

と言います。

これが今日の二つ目のテーマです。


情熱には冷静を、冷静には情熱を



シーケンスの戦略は、
仮説検証型の実践の連続
でもあります。

ですから、
たくさんのトライアルが必要となります。

原田社長はこう言います。

成功の10倍は失敗する。
やってみて検証すればいいし、
その結果間違っていれば変えればいい。

間違っても、なるほどと言わせる勢い、
信じさせる力がリーダーシップだ。


経営者には、これだけの決意と覚悟がなければ、
人はついてこないということです。
しかし、それだけではいけません。

原田氏は続けます。

同時に、
ゴルフコーチのように、
客観的に自分を見つめる外の目も必要だ。

発想は大胆に、そして、実行は慎重に、
ということだ。


原田社長は、就任時に社員を集め、
真っ赤なバスの映像を映し出し、
こう言ったそうです。

乗ると自分で決めたからには、
バスの運行のために全力をつくせ。

そして、それができないならば、
乗らなくていい。
乗るものには覚悟を求め、
覚悟を持てぬものは去れ。


この気迫と覚悟がなければ、
イノベーションも、戦略の実行も
進むことはありません。


天崎 拝


◆今日出逢った素敵な言葉◆


成功の10倍は失敗する。

やってみて検証すればいいし、

その結果間違っていれば、

変えればいい。

間違っても、

なるほどと言わせる勢い、

信じさせる力が、

リーダーシップだ。




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(2013/05/31)
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