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なんでもできる平均人(ジェネラリスト)より、これが強みだというプロフェッショナルを目指せ! プロの自分をつくる極意を伝授。 成長を続けるための「心・技・体」入門。

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働く人を幸せにする会社2

働く人を幸せにする会社2



マジンガーZの格納庫を
作ったらいくらになるか?



こんなことを真剣に考えている会社があります。


その会社とは、前田建設工業です。

前田建設工業には、
ファンタジー営業部という素敵な
ホームページがあります。

image_20130720200815.jpg


前田建設工業、ファンタジー営業部のホームページ



そもそも、建設業界のファンを獲得することを
目的にスタートしたホームページだそうですが、
ここで取り上げているテーマは荒唐無稽です。

例えば、

機動戦士ガンダムの巨大基地をつくる

マジンガーZの格納庫をつくる

銀河鉄道999の宇宙高架橋をつくる

などアニメーションの世界を現実に
持ち込んで、どう実現するかを
真剣に考えています。

ただし、
前田建設に「ファンタジー営業部」
という部門があるわけではありません。

ファンタジー営業部とは、
2003年2月にスタートしたホームページの
企画名称です。

この企画に関わる担当チームの名称だそうです。

ホームページでは、
アニメやゲームに登場する構造物を
実現するために必要な概算費用や
工事期間を検討する過程が、
連載企画として公開されています。

前田建設工業、広報部長の岩坂氏は、
こう言います。


アニメの世界だから、
ゲームの世界だからと軽んじるのではなく、
もし前田建設が実際に受注した場合に、
実現可能なのか、実現可能であれば、
費用はいくらかかるのか、
期間はどれだけ必要なのかを、
大まじめに考えてみようということから
スタートした企画であり、
早いもので10年目を迎えた。




主な検討物件は、

マジンガーZの格納庫を
作ったらいくらになるのか?(2003年)


前田建設ファンタジー営業部1 「マジンガーZ」地下格納庫編 (幻冬舎文庫)前田建設ファンタジー営業部1 「マジンガーZ」地下格納庫編 (幻冬舎文庫)
(2012/03/21)
前田建設工業株式会社

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銀河鉄道999の地球発進用高架橋(2004年)


前田建設ファンタジー営業部2 「銀河鉄道999」高架橋編 (幻冬舎文庫)前田建設ファンタジー営業部2 「銀河鉄道999」高架橋編 (幻冬舎文庫)
(2012/03/21)
前田建設工業株式会社

商品詳細を見る


グランツーリスモ4のサーキット(2005年)

世界初!ロボット救助隊を創ろう(2006年)

機動戦士ガンダムのジャブロー基地(2010年)

宇宙戦艦ヤマト2199の発進準備工(2012年)など。



なぜこのような企画が、
10年も続いているのでしょうか。


岩坂氏は、こう続けます。


技術や業務の中身を広く、
楽しく、分かりやすく周知したい
という思いが共感を得たためです。



このファンタジー営業部の目的は、
大きく3つあります。

建設業界前田建設のファンを増やすこと、
優秀な人材を獲得すること、
社内の若年技術者の活性化を図ること

…だそうです。


では、
このプロジェクトは、
誰がどうやって始めたのでしょうか。

ファンタジー営業部は、
トップダウンの企画ではないのです。

現場の担当者が中心となり、
建設業の広報業務を見直さなければならない
という問題意識のもとに、
社員の力で実現した企画なのです。

この企画を実現するにあたって、
これが会社のプロジェクトたりうる
ものなのかということが真剣に議論されました。

そして、
まず基本的なコンセプト、
誰に対して、
どのような手段で、
広報活動を展開するか
を明確にすることから始めました。

予算もなく、
アニメとの親和性を考え、
ウェブを使い、
メインターゲットを40歳代の男性としました。

アニメ作品と構造物を選定し、
アニメを題材とすることから、
原作者と著作権者への配慮が大変であったようです。

そして、
実際に工期・工費を算出し、
どう公開するかを議論しました。

特に、工費の公開について、
上層部の説得には時間がかかったようです。

広告代理店に相談したところ、
数千万円が必要という話となり、
あきらめて帰ろうとしたところ、
担当者から“原作者が許可をしたら
広告代理店は何も言えない”という話を聞き、
ダイレクトに原作者にコンタクトをとったそうです。

そこから、
いざ、構造物を作ろうとすると、
メンバーから「重工や設備などはどうするのか?」
という前田建設だけでは実現できない問題が、
真剣に指摘されました。

実際に、検討を進める過程で、
いくつかの壁に突き当たり、
建築技術者から大まじめに、
“実現できるわけない”という怒りの声も
上がったそうです。

10年経った今も、
ロボット救助隊やドミノ・ピザの月面出店計画、
50年後の百貨店の創造…
など新たな空想建設計画がどんどん出ています。

ファンタジー営業部のホームページに、
こうあります。

なお、
本企画は「夢は実現する」という
スーパーポジティブな考えの上で
書かれておりますことを、
予めご了承ください。


image_20130720200816.jpg

前田建設工業は、

夢は実現すると
真剣に考えている会社

なのです。

こんなことを考えている会社も、
働く人を幸せにする会社の一つ
なのではないでしょうか。


天崎 拝


◆今日出逢った素敵な言葉◆


image_20130720200818.jpg


なお、

本企画は「夢は実現する」という

スーパーポジティブな考えの上で

書かれておりますことを、

予めご了承ください。


前田建設工業、ファンタジー営業部
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