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吉田松蔭の覚悟の磨き方

吉田松陰の

覚悟の磨き方



今週は、プロフェッショナルの覚悟と
その覚悟の磨き方について書いています。

覚悟を磨いてきたのは、
現代人だけではありません。

100年以上前の日本には、
坂本龍馬、西郷隆盛など幕末の英傑が、
たくさんいます。

その中でも私が尊敬するひとりに、
吉田松陰がいます。

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松下村塾で多くの人材を育てた吉田松陰に
私が惹かれるのは、その行動力です。

彼の行動は、当時の状況を考えると
常軌を逸したものでした。


1853年、黒船来航に衝撃を受け、
松陰は、密航してでも外国で学びたいと決意し、
翌年、ペリーが再来航した折に、
盗んだ小舟で黒船に漕ぎ着け、
そのまま甲板に乗り込み、密航を訴えました。

アメリカ艦隊は、突然の侍の訪問に驚き、
法を犯し、命がけで「学ばせてくれ」と訴える
その覚悟と異常なまでの好奇心に驚愕したことでしょう。

結果、訴えは受け入れられず、
投獄されることになりますが、
松陰は後に、
この事件を振り返り、こう言ったそうです。


今ここで海を渡ることが禁じられているのは、
たかだか江戸の250年の常識に過ぎない。

しかし、この事件は、
日本の今後3000年の歴史にかかわることだ。

くだらない常識に縛られ、
日本が沈むのを傍観することに我慢ならなかった。



松陰のこのような鬼気迫る思いと行動は、
その後、松下村塾で弟子たちに受け継がれ、
結果、「明治維新」という新しい時代の流れを
つくっていきました。

松陰が松下村塾で弟子たちに教えた期間は、
わずか2年半しかありませんでしたが、
その弟子たちの中から、
総理大臣2名、国務大臣7名、
大学の創設者2名を輩出する
という、
おそらく世界でも類を見ない数のエリートを
生み出したのです。

その弟子たちが、松陰から学んだことは、
身を持って示した実行力であったと思います。

松陰は、弟子たちにこう言ったそうです。


私が尊敬するのは、その人の能力ではなく、
生き方であって、知識ではなく、行動だ。

知識は、過去のことであり、
行動は、今これからのことだ。
したがって、行動を起こす前には、
まず知識を疑うことが重要だ。



松陰の常識にとらわれない破天荒な行動は、
まさにイノベーションそのものでした。

しかし、イノベーションは、
常に認められるものではなく、
幾度も投獄を余儀無くされたのでした。
しかし、松陰はこう言います。


鉄は何度も熱い火の中に入れられて、
何度も固い金槌で叩かれて、
はじめて名剣に仕上がる。

すばらしい人生の送り方もこれとよく似ている。
何度もくり返されるきわめて不都合で、
ありがたくない経験の数々が、
旅路を美しく輝かせてくれる。



このように、
松陰は、投獄という試練を人生という旅路の
良き経験と見ることのできる平常心と
感謝の心を持っていたのです。


松陰は、こうも言います。


『なにが得られるか』は後だ。
『自分たちがやる意味』が先にある。

大物を手に入れたいのなら、
目先のものを追いかけてはいけない。

人は『なんのために生きているか』で決まる。

最もつまらないと思うのは、
人との約束を破る人ではなく、
自分との約束を破る人だ。


幕末の混乱の中、
この時代で自分の生きる意味を考え、
そして、覚悟を決めて実行し、
壮絶な人生を生き抜いた
のです。


天崎 拝



◆今日出逢った素敵な言葉◆



何度もくり返される

きわめて不都合で、

ありがたくない経験の数々が、

旅路を美しく輝かせてくれる。


吉田松陰



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