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イノベーションの作法1.ドラッカーのイノベーション

イノベーションの作法

1.ドラッカーのイノベーション




この春に、私の部門の名称と目的を
マーケティングとイノベーションに置き、
新たな体制がスタートしています。

この名称にピンとくる方もいらっしゃると思います。

これは、
経営の神様、ドラッカー氏の言葉から
ひいたものです。


image_20130616220148.jpg


ドラッカー氏は、その著書『マネジメント』で、
企業の2つの基本機能について
こう言っています。


企業の目的は、顧客の創造である。

企業は、2つの 基本的な機能を持つ。

マーケティングとイノベーションだけが、
成果をもたらす。




マネジメント[エッセンシャル版]マネジメント[エッセンシャル版]
(2012/09/14)
P F ドラッカー

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そして、

マーケティングとは、
「顧客は何を買いたいかを問う」ことであり、

イノベーションとは、
「顧客の新しい満足を生み出す」ことである


と言っています。


イノベーションとは、
新しい満足を生み出すこと、
つまり、イノベーションとは、
新たな価値提供を考えること
です。

既存の商品やビジネスモデルは、
いつか必ず陳腐化するものです。

どんなに成功したビジネスモデルであっても、
いつか必ず過去のものとなってしまいます。

それを引き起こすのが、
イノベーションです。

現場うまくいっているからとしても、
同じことを営々と続けていては、
結果として生き残ることはできません。

ですから、
その時代に応じた新しい満足、
新しい価値を生み出すこと、
が必要になります。

これこそがイノベーションです。

イノベーションというと、
ITなどの技術革新を考えがちですが、
イノベーションは決して発明そのものではありません。

さらには、
技術ではなく経済や社会のコンセプトである
とも言えます。

ドラッカー氏は、
その著書、『イノベーションと企業家精神
でこのように言っています。


イノベーションと企業家精神―実践と原理イノベーションと企業家精神―実践と原理
(1985/05)
P.F.ドラッカー

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イノベーションが、
効用や価値や経済的な特性を変えるのである。
物理的にはいかなる変化も起こさなくてよい。

しかし、
経済的にはまったく新しい価値を創造する。

それらの企業家戦略には、
1 つの共通項がある。
いずれも顧客を創造する。

顧客の創造こそ、
常に事業が目的とするものである。

さらには、
あらゆる経済活動が、
究極の目的とするものである。


と言っています。

新たな価値創造こそが、
イノベーションである
ということです。

それでは、
イノベーションを引き起こす、
「新しい満足の種」はどこにあるのでしょうか。

ドラッカーは、
こう考えました。

①ニーズや需要はあるのに、採算が取れない
うまくいっていない業界や事業はないだろうか。

②売り手の認識と、買い手の認識の間に、
差があるとしたら何だろうか。

③売り手の価値観と買い手の価値観が、
ずれているとすれば、どんな点だろうか。

④自社の業務プロセスで、
よく問題になる箇所はないか。
そこにどんな問題が潜んでいるか。
業界全体でボトルネックになっている
プロセスはないだろうか。

⑤人手が余っているところ、
逆に慢性的に足りない局面はないだろうか。


社会、業界、自社内を眺めて、
このようなギャップや認識の差、
あるいは不都合が生じていれば、
それがイノベーション機会となるということです。

ですから、
イノベーションというのは、
決して傑出した天才が起こすものではない
のです。

むしろ、
組織の中の私たちひとり一人が、
イノベーションの担い手となることができる
のです。

問題は、そういう当事者意識があるかどうか、
また、脳みそが沸騰するほど、
とことん考えて考えて、考え抜いているかどうか、
ではないでしょうか。

そして、考え抜いた仮説を、
まず小さく始めてみることです。
それも、あれこれ狙わず、
一点に集中する
ことです。


考え抜いて、集中して実行する

それが、イノベーションの
始まりなのです。


◆今日出逢った素敵な言葉◆

イノベーションとは、
「顧客の新しい満足を生み出す」ことである。

ピーター・ドラッカー





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