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イノベーションの作法2. ドラッカーのイノベーション、続き

イノベーションの作法

2. ドラッカーのイノベーション、続き



前回から、
イノベーションについて
書き綴っています。

ドラッカー氏は、
こう言います。

image_20130904235454d39.jpg


マーケティングとは、
「顧客は何を買いたいかを問う」ことであり、

イノベーションとは、
「顧客の新しい満足を生み出す」ことである

では、
どこに着目すれば、
顧客の新しい満足を生み出すような
イノベーションの種を見つけることが
できるのでしょうか。


ドラッカー氏は、
イノベーションと企業家精神』で、
次の7つの視点を示しています。



イノベーションと企業家精神 (ドラッカー名著集)イノベーションと企業家精神 (ドラッカー名著集)
(2007/03/09)
P.F.ドラッカー

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(1)予期しないこと

仕事をして行く中で、予期せぬ成功、
予期せぬ失敗、予期せぬ出来事が起こります。

ドラッカー氏は、この予期しないことの中に、
イノベーションのヒントがある
と言います。

これは、最もリスクが少なく、
最も容易にイノベーションのチャンスになりますが、
例外として見過ごされることが多くあります。


(2)ギャップの存在

あるべき姿と現実のギャップは、
日常的に起こります。

例えば、予算と業績のギャップ、
本社と現場の認識のギャップ、
若手とキャリアの価値観ギャップ、
事務方と営業のプロセス上のギャップなど
色々な場面でギャップが発生します。

(3)新たなニーズの存在

ドラッカー氏は、漠然とした一般的なニーズではなく、
具体的なニーズでなければならないと言います。

例えば、
メーカーの工場でロボットが、
導入されたのは、強い労働力ニーズが
あったためです。

(4)産業構造の変化

自動車産業は、典型的な例ですが、
第一の波が、20世紀の初頭に訪れ、
自動車はこれまでのようなお金持ちの贅沢品
ではなくなり、大衆に広まりました。
それは、フォードの「T型フォード」の普及によるもので、
それは典型的な産業構造の変化によるものでした。

第二の波は、1960年代から80年代にかけて
やってきました。
自動車メーカーは、それまでの自国の市場でのシェア
のみを狙う戦略から、グローバル戦略に切り替えました。
最初にこの動きをとったのは、日本車メーカーです。
これに対して、GMは日本のメーカーに後れを取りましたが、
グローバル企業になる決断をし、クライスラーは、
完全に乗り遅れてその地位を失墜しました。

(5)人口構造の変化

人口の増減や年齢構成の変化、
家族構成の変化などの
人口構造の変化は、
比較的予測が容易です。

ただし、人口構造の変化は、
突然訪れるものではなく、
10年、20年かけてゆっくりと
起こる変化ですので、
これに注目しこだわり続ける企業も
決して多くはありません。

(6)認識の変化

認識の変化とはなんでしょうか。
それは、ものの見方、感じ方、考え方の変化です。

アフリカのある国に靴のセールスマンが派遣され、
この国の人は皆はだしで暮らしていることが分かりました。
一人のセールスマンは、
「この国では靴など売れない。誰も靴を履いていない」
と言ってさっさと帰ってしまいました。

もう一人のセールスマンは、
目を輝かせて、
「どんどん、靴を送ってくれ。
この国はすべての国民に靴が売れる」
と叫びました。
同じ状況を見ても、
認識によってこのように、
成否が分かれてしまうのです。

(7)新しい知識の出現

新たな知識、技術は、まさにイノベーションです。
新たな知識と起業家精神があれば、
成功確率は高いでしょう。

しかし、
最も成功が難しいのも、
このイノベーションでもあります。
なぜなら、
新たな知識、技術を生み出すのは、
発明、発見の世界ですので、
実を結ぶまでのリードタイムは非常に長く、
失敗の確率や不確実性も非常に高いと言えます。

一般に、
知識や技術のイノベーションのリードタイムは、
おおよそ30年と言われますが、
最近のSNS、モバイルやwebの進化を考えると
そのリードタイムはどんどん短くなっている
と思います。


この7つのうち、
(1)から(4)は、
主に企業や組織内で起こるもので、
内部にいる人には、よく見えるものです。

一方で、
(5)から(7)は、
企業や産業の外部における出来事と言えます。

ドラッカー氏は、
この7つの順番には意味があり、
(1)から順に、信頼性や確実性が高いと言います。

つまり、
日常の出来事の中で、
予期しない出来事、ギャップ、ニーズを
常に意識することが、
イノベーションの鍵となる

いうことです。

ここ数年、色々なイノベーションに
携わって肌感覚で感じることは、特に、
予期しない成功や失敗」の中に、
多くのヒント、発見があるということです。

例えば、
あるテーマのプロジェクトを進める中で、
地方の普段あまり目立たない人達が、
人知れず、地道にコツコツやってきた素晴らしい活動を
たくさん発見しました。

これは、全く予期していなかった成功事例であり、
自身で工夫を凝らした素晴らしい内容でした。
それをヒントに新しいビジネスモデルが
生まれています。

プロジェクトなど、
多くの人と関わっていくと
ミーティングや会話の中で、
全く予期していない成功事例と遭遇します。

大事なことは、
そういう話は、ほんの一瞬出てくるだけで、
こちらが聞き漏らさず、
「それって、どういうこと?」
「いい話だね、もっと詳しく説明して欲しい」
…とアンテナを張っておかないと、
さらりと流れて消えてしまうものです。

逆に、
予期せぬ失敗も起こります。
この場合は、うまく行くのが当たり前
という先入観があったり、
失敗を認めたくないという思いもあり、
例外事項として見逃してしまうこともありがちです。

これも、
なぜ上手くいかなかったのか、
これは何かの予兆ではないのか、

と関心を持って捉えれば、
次の一手につながります。

ドラッカー氏は、
こう言います。

現在の中に、未来はすでに起こっている。
今、目の前で起きている変化のかけら(兆候)から、
すでに起こった未来を見つけることができる。



ですから、
今起こっている多くの事象について、
将来発生する理論や体系の片鱗を見出せるか
どうかは、私たち次第なのです。


天崎 拝




◆今日出逢った素敵な言葉◆

イノベーションのヒントは、

予期しないことにある。

ピーター・ドラッカー











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