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イノベーションの作法 10. 点と点を関連づける力を鍛えよ

イノベーションの作法

10. 点と点を関連づける力を鍛える



前回は、イノベーターは、
実はつながっていないものをつなげること
によって新たな考え方を生み出している、
つなげる力について触れました。

スティーブジョブズは、こう言います。

創造とは、結びつけることだ。


私たちの脳は、何か新しいインプットを与えられると、
ますます多くのつながりを生み出すようになります。

そして、
その新しいインプットを生み出す行動として、
質問、観察、ネットワーキング、実験を通して、
関連付けの「筋肉」が鍛えられていきます。

多種多様な源泉からアイデアを得て、
レゴのように、新しい形を組み立てていく
修正主義の思考が大切だということです。


では、どうすれば、関連づける力を伸ばすこと
ができるでしょうか。

そのひとつに、『強制連想法』があります。

先日、ビジネスイノベーションの研修に参加して、
実際に体験した例をお話ししましょう。

ビジネスコーチ社、事業イノベーション


(1)まず、今、自分が抱えている問題を列挙する

例えば、私の場合、
担当エリア内の後進の育成という
課題を出しました。

(2)無関係な項目、アイデアを提示する

そこで、講師の先生が、これとは全く無関係な項目
やアイデアとして、「AKB48」を出しました。

もちろん、今のビジネスとAKB48は全く無縁です。

(3)考えられる関連性をできる限り出す

AKB48のビジネスモデルを洗い出し、
それを私の課題、つまり、後進の育成と関連づけて
集中してブレストしました。

例えば、
AKBのビジネスモデルは、

・AKBは、選挙でセンターが決まる
→メンバーや関連部門が選ぶリーダー
・素人でもどんどん舞台に立たせてプロ化する
→リーダーシップをとる場面を作る
・◯◯◯48をたくさん作る
→タスクフォースを複数用意して、リーダーシップを体験
・秋元康というフィクサーの存在
→メンバーのレベルアップのプロモート

このように、私のテーマである後進の育成
という課題と全く関係ないAKB48を
強制連想してみました。

こうしてみるとAKB48のビジネスモデルは、
タレントという人材育成の育成モデルであることを
改めて発見しました。

このほか、セミナーでは、
古典的なアイデアだしの手法として、

オズボーンのチェックリスト


201309261653507a5.jpg




SCAMPER法


20130926165352558.jpg


などがあります。

これらを知っている方も多いと思いますが、
私の参加したセミナーでは、
これらの手法も時間をとって、
具体的なアイデア発想の練習をしました。

やってみると確かに、アイデアの広がりが
出てくるものです。

これらの発想法は、
一見ばかげたことのようにも思えますが、
ランダムな関連付けの中から、
普段では考えないような思考パターンを
脳から引きずり出してくます。

脳もストレッチしていくことで、
イノベーションのきっかけを創ることが
できるのでしょう。

天崎 拝



[参考]

ビジネスコーチ社の事業イノベーションセミナー関連記事

ビジネスモデル・キャンバスを学ぶ――2日間で事業イノベーションをデザイン
「ITmedia エグゼクティブ勉強会リポート」より

事業イノベーションセミナーの記事




◆今日出逢った素敵な言葉◆


創造とは、結びつけることだ。

スティーブジョブズ



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