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人はなぜ、頂上を目指すのか。

人はなぜ、頂上を目指すのか




先日、冒険家の三浦雄一郎氏とお会いしました。

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ご存知の通り、三浦氏は、今年80歳で、
エベレスト登頂に成功しました。



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三浦氏は、1975年に、
パラシュートを付けて、エベレストを滑降し、
世界中を驚かせました。

その三浦氏が、80歳という高齢で、
心臓手術を繰り返しながらも、
なぜこのような危険な挑戦を
続けているのか、不思議でした。

しかし、
三浦氏のお話を聞き、
その生き様を合間見ることで、
人の生き方について学ぶことができました。

三浦氏は、
自身の半生を静かに語りました。

思い起こせば、20歳の時に、
ヒラリーが、世界で初めてエベレストに
登頂を成功したという報道を聞き、
いつか自分もという思いがあったそうです。

その思いが、後にい65歳で再燃します。

三浦氏は、
3歳からスキーを始め、高校で国体選手となり、
プロスキーヤーの道を歩みました。

青森に暮らし、高校から大学の7年間、
夏休みにはずっと津軽半島を放浪し、
米と飯盒を持ち、あとは海の魚を獲って
食べるというサバイバル生活を続けていたそうです。

あのメンタルタフネスは、
こうして養われたのだと納得しました。

受験勉強をせず、
みごと北大医学部に入り、
獣医学科で研究生活に入りますが、
スキーへの夢を捨てられず、退職してしまい、
東京へ出て、剛力仕事(山での荷物担ぎ)で稼ぎながら、
スキーに賭けることになります。

そして、1975年ついに、
パラシュートを付けてエベレスト滑降に成功し、
その記録映画がアカデミー賞を受賞します。
冒険家、三浦雄一郎の面目躍如です。

しかし、
その後、接待や飲み食いに明け暮れ、
ついには、164cmの小柄な体ながら、
体重は90キロまで膨らんでしまいます。
体は、成人病のデパート状態となり、
狭心症の発作にも侵され、
命の危険にさらされます。

こんな状態の彼を変えたのは、
父三浦敬三氏の生き様でした。
敬三氏も雄一郎氏に負けない
プロスキーヤーでもありました。

97歳まで3回の骨折を乗り越え、
99歳でモンブラン滑降に成功してしまいます。

この父の姿を見て、
ついに、65歳でエベレスト登頂を決意します。
45年前の夢へのチャレンジです。

しかし、
とは言え、今の彼は、500mの裏山も、
息切れして登れず下山する状態で、
誰もが、そんな無謀なことはできるはずがない
と言って止めました。

その時、三浦氏は、こう考えたのです。

誰もが、無理ということに、
あえてチャレンジすること自体が面白いんじゃないか。


究極のポジティブ思考です。
しかも、ここからの頑張りがすごいのです。

この日から、足に1キロの重りをつけて、
背に5キロの荷物を背負って歩き始めるのです。

しかも、その重りが、5キロとなり、
最後は10キロになっていきます。
また、背の荷物も、10キロ、30キロになっっていきます。

そして、
富士山に登り、5000m級のヒマラヤに登頂し、
ついには70歳でエベレストの登頂に成功します。

心臓に爆弾を抱え、手術を繰り返す中での登頂でした。
さらに、75歳でも、登頂にチャレンジし、
今年、80歳で再挑戦、最高年齢登頂記録を更新しました。

しかし、
下山途中、マイナス20度の中で歩けなくなり、
危機的状況に陥ります。

死を覚悟して、2日間で30時間歩き続けて
キャンプに到着します。

エベレスト登頂を振り返り、
三浦氏は、こう言いいます。

ただ、ただ、感謝です。
命を賭けて僕の夢に付き合ってくれた仲間たち
への感謝あるのみです。
有り難うございますの一言です。



三浦氏は、
さらに続けます。

世の中には、自分の力だけでは、
出来ないことが数多くあります。
しかし、それで文句や不平を言うのではなく、
出来ることに集中してやって見ることが大事なのです。


次の目標は、
エベレストのチョー・オユー(8201メートル、
世界第6位の高峰)を息子と2人でスキーで
滑り降りたいと思います。
そのために、今月5回目の心臓手術を受けます。

遠くを見つめるようにそう語る三浦氏の姿を拝見し、
人は、頑張って、がんばって、ガンバって、
地球のテッペンにも登ることができる、
ということを命懸けで示してくれた男の生き様に
感動を覚えました。

そして、
人生とは何か、生きることの意味とは何なのかを
改めて考える機会を頂きました。

三浦雄一郎さんに、
心から感謝致します。


天崎 拝


◆今日出逢った素敵な言葉◆

誰もが、無理ということに、

あえてチャレンジすること自体が

面白いんじゃないか。

冒険家、三浦雄一郎




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