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なんでもできる平均人(ジェネラリスト)より、これが強みだというプロフェッショナルを目指せ! プロの自分をつくる極意を伝授。 成長を続けるための「心・技・体」入門。

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成長を続けるための言葉2 知識と智恵は違う

成長を続けるための言葉2

知識と智恵は違う




最近、色々なセミナーに参加して
思うことですが、
一番前の席に座って、
おもむろにパソコンを開け、
講師の話をまるでタイプライターのように、
バチバチ打ち続ける人がいます。

特に、webマーケティングや
ソーシャルメディアなどのセミナーでは、
必ずそういう人がいます。

自分のタイピングの音が
どれくらいうるさいのかまるで
気になる様子はありません。

それが、どれほど講師の方が
話しにくい状況になっているかも、
全く気にしません。

また、一方で、
講師の方の一言一句を
漏らさずしっかりメモをとる人もいます。

私もかつて、
そういうメモ人間の一人だった
ようにおもいます。

しかし、
私の恩師、多摩大学大学院教授、
田坂広志氏は、
その講義で、
一切メモを取ることを禁じています。


201311281550274b5.jpg


アイコンタクトを外さず、
集中して傾聴し、心に刻む、
つまり、心の深くにメモを取る
ことを
教えて頂きました。

確かに、
心に響くいい話、
いい言葉を聴けば、
メモしたくなるのは心情です。

でも、
それも過ぎてしまうと
ただ耳から聞いて、
手を動かすことの繰り返しになってしまい、
肝心な中身は聞こえているだけで、
決して聴いてはいないのです。

「聴く」という字は、
耳と心できく
と書きます。

心に刻もうとすると、
手を動かしている暇などないはずです。

また、
仮に完璧にコピーするように
メモ出来たとしても、
そこに書いてある文字は、
単なる言葉の羅列に過ぎません。

いや、後でじっくりと目を通すので、
大丈夫だという人もいるかもしれません。

でも、
それならば、今この瞬間に生で発している
その言葉に耳を傾けるべきでしょう。
そして、言葉だけでなく、
表情、声、抑揚、リズム、
そしてその言葉に込めた思いを
感じ取るべきでしょう。

つまり、
文字で書かれたものや
話を聞いているだけであれば、
そこで得られるものは、
単なる「知識」や「情報」に過ぎない
ということです。

では、
誰かの話を傾聴して
何を掴むべきなのでしょうか。

それは、「智恵」です。

田坂氏は、こう言います。

ーーーーーーーーーーーーーーー

「知識」を学んで、
「智恵」を摑んだと錯覚すること。
それが現代の病。

では、「知識」と「智恵」を混同すると、
何が起こるのか。

単なる「知識」を学んで、
「智恵」を摑んだと錯覚すること。
その落とし穴が待ち受けています。


ーーーーーーーーーーーーーーー

知識を学んで、
知恵を掴んだと錯覚する
とは、どういうことでしょうか。

例えば、
書店に行くと、
「営業の智恵」を語った本は、
山のように並んでおり、
多くの営業マンが買ってゆきます。

にもかかわらず、
肝心な「営業の智恵」を摑んだ営業マンが、
実際にはそれほど多くいる訳ではありません。

100万部売れている本もありますので、
100万人のスゴイ営業マンが生まれるはずですが、
そうはならないのです。

なぜでしょう。

それは、
これらの本は、
営業のプロフェッショナルが、
成果を上げるために、
自分の掴んだ「智恵」を
伝えようとして語ったものです。

そして、
実際には、その「智恵」というものは、
言葉で表すことはできません。


まず、
言葉にして語った瞬間に、
それは「知恵」ではなく、
「知識」になってしまいます。


例えば、
「商談は、間が大事だ」
と思います。

これを言葉として頭で理解しただけでは、
単なる「知識」を学んだだけになります。

この「間」という言葉の意味するところを
本当にわかるのは、
実際の商談の場しかありません。

商談の中で、
実際に顧客との会話の中で、
相手の表情や話のスピードなどを
捉えながら、「間」を意識して、
初めてその言葉の意味を掴めるのです。

もしくは、
これまでの体験を思い起こし、
あの時の商談は、
間を取らずに一方的に進めたから、
うまくいかなかったのではないか、
などと自分の体験と重ね合わせることでも、
「智恵」を掴むことができる
のです。


しかし、
受験競争や知識偏重の教育を
受けてきている多くの人たちや、
営業の経験の乏しい人は、
本を読んで、ただ言葉で、
「知識」を学んだだけで
終わっている人が多いのです。

本を読みながら、
いいことが書いてある、その通りだ、
とラインマーカーを引いて
「智恵」を摑んだと思い込んでしまうのです。

そして、
本を閉じ他瞬間に、
全て別の世界の話になってしまうのです。

実際には、
本を閉じた瞬間からが、
最も重要なのです。

その知識を実際に
実行して見なければなりません。

実行すること、
体験することが、
唯一、分かることにつながります。

本当に知るということは、
体験してわかる
ということなのです。

禅の世界で、

「冷暖自知」

という言葉があります。

これは、
水が冷たいか、暖かいかは、
自分で手を入れてみれば分かることから、
真の悟りというものは、
自分で感得するものである
ということを表しています。

自身で体験することが、
唯一本当に分かるということにつながり、
そこから得られるものが智恵となるのです。

体験を通じて、知識を実行してみる。
その瞬間に体験は、経験となって、
自分自身の中に身体化していく。


それが、本当の智恵を掴む
ということなのです。


天崎 拝


◆今日出逢った素敵な言葉◆


「知識」を学んで、

「智恵」を摑んだと錯覚すること。

それが現代の病。



成長し続けるための77の言葉成長し続けるための77の言葉
(2010/12/23)
田坂 広志

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