プロの学校

なんでもできる平均人(ジェネラリスト)より、これが強みだというプロフェッショナルを目指せ! プロの自分をつくる極意を伝授。 成長を続けるための「心・技・体」入門。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

成長を続けるための言葉 3 謙虚さと感謝の心

成長を続けるための言葉3

謙虚さと感謝の心




先週から、
我が師匠、多摩大学大学院教授、
田坂広志氏の「成長を続けるための77の言葉」
にあるいくつかの言葉について紹介しています。


成長し続けるための77の言葉成長し続けるための77の言葉
(2010/12/23)
田坂 広志

商品詳細を見る


本日の言葉は、

謙虚と感謝

です。


経営の神様、松下幸之助は、
その著書「指導者の条件」で、
こう言っています。


優れた指導者に共通して
強く感じられることがある。

それは、どの人もまことに謙虚である
ということである。

そして、
きわめて感謝の念にあつい人でもある。
そのことが、
私がお会いした今日のすぐれた指導者の人に
共通していえるように思う。


松下幸之助氏は、
優れた経営者の特徴が、
その才能や能力ではなく、
謙虚さと感謝の心」だというのです。



[新装版]指導者の条件[新装版]指導者の条件
(2010/06/04)
松下幸之助

商品詳細を見る


では、なぜ経営者に、
謙虚さと感謝の心が必要なのでしょうか。

松下幸之助は、こう続けます。

感謝の心は、
ものの価値を高めることになる。
一つのものを貰っても、
何だつまらない、と思えば、
その価値はきわめて低いことになってしまうが、
ありがたいという気持ちでいれば、
それだけ高い価値が見出せ、
よりよく活用できることにもなろう。

だから、“猫に小判”というが、
反対に感謝の心は、
鉄をも金に変えるほどのものだと思う。

『指導者の条件』より



確かに、
感謝の気持ちは、
その価値を高めることにつながります。


田坂氏は、以前、
心理学者、河合隼雄氏との対談の中で、
このような話を聞いたと言います。

人間、自分に本当の自信がなければ、
謙虚になれないのですよ。


一般的な常識からすると、
自分に自信があるから、
人は傲慢になっていくものと考えます。

さらに、
自分が強いと感じているから、
なかなか人に感謝することができない
と考えるものです。

しかし、
実際には、まったく逆であると
田坂氏は言います。


本当の自信がないから、
謙虚になれない。

本当の強さがないから、
感謝ができない。

そして、
それは、人をほめることでも同じである。

自分に優越感があるから、
人をほめられないのではない。

自分に劣等感があるから、
人をほめられない。



田坂氏はこれを、

「心の世界の逆説」

と呼んでいます。

20131130133143256.jpg



ではどうしたら人は、
謙虚さと自信を持つことができるのでしょうか。

一般的には、
大成功の体験や大困難を乗り越える経験をすれば、
自信がつくだろうと考えるでしょう。


しかし田坂氏は、

素朴な日々の行で、
身につけることができる

と言います。

素朴な日々の行とは、
なんでしょうか。

それは、

有難いと心から感じながら、
「有難うございます」
と感謝の言葉を口に出すこと、
そして心で念ずる
ことです。

例えば、

仲間に何かをしてもらったら、
有難うと目を見てはっきりと言う。

食事を作ってもらったら、
有難うと言う、ご馳走様と言う。

当たり前ですが、
以外と出来ていないことに気づきます。

また、電話を切る時、
用事は済んだとばかりに、
相手より早くさっさと切ってしまうことが
よくあります。

それをやめて、
ひと呼吸おいて、
心の中で「有難うございます」と念じてから、
静かに受話器を置く。

これはかなり意識しないと出来ません。

更に、
何か嫌なことをされたり、
不快な気持ちになった時でも、
相手にそういう気持ちを
起こさせるのはいけないことだと
と教えてくれたのだと
心の中で「有難うございます」
と念じる。

これは、
イラっとくる気持ちを
鎮めるのに効果的ですが、
素の状態ではこうは出来ません。
まず先に、「なんだこいつは」と
怒りが起こってしまいます。

自分は今、怒っているなと
まず自分自身を客観的に見る自分がいて、
「そうじゃなくて、感謝しようよ」と
自分に声をかけて、スイッチを切り替える
ことが必要になります。

しかし、
これができると不思議に、
心が平静のままで、
目の前の事象に、
嫌な感情が起きません。

その上で、
「有難うございます」
と念じてみるのです。
正直、まだこれは、
相当意識してでないとできませんが、
やってみると、
最悪の人間に見えていたはずの相手が、
意外にそうでもないのではないか、
と感じるから不思議です。

毎日の生活の中で出来る行ですが、
意識して継続することは、
決して簡単ではありません。

田坂氏は、
この感謝の行を10年続けたと言います。


習慣は第二の天性と言いますが、
意識して続けながら、
自然とできるようになり、
身体化するには、
それほどの期間の積み重ねが必要なのでしょう。

私も、
意識せずに飛んでしまうことを反省しつつ、
1年ほど続けています。

まだまだ、
継続しなければ、
本物にはなりません。

修行の道は、続きます。


天崎 拝


◆今日出逢った素敵な言葉◆


人間、自分に本当の自信がなければ、

謙虚になれないのですよ。

心理学者、河合隼雄

関連記事
スポンサーサイト

| プロフェッショナルマネージャーの作法 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://amazaki777.blog87.fc2.com/tb.php/500-cd5dbe38

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT