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戦いとしての話術を身につけよ

戦いとしての話術を

身につけよ




我が師匠、
多摩大学院教授、田坂広志氏が、
新著を上梓しました。

「ダボス会議に見る世界のトップリーダーの話術」
-言葉を超えたメッセージの戦い-


ダボス会議に見る 世界のトップリーダーの話術ダボス会議に見る 世界のトップリーダーの話術
(2014/04/18)
田坂 広志

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田坂氏は、
世界経済フォーラムのダボス会議の
グローバル・アジェンダ・カウンシルメンバー
として、毎年1月に会議に参加されています。

ダボス会議に関しては、
以前、このブログでも、
「プロフェッショナルは、戦略思考を磨け」で
ふれていますので、
そちらをご覧下さい。

プロフェッショナルは、戦略思考を磨け



このダボス会議での
数多くの世界のトップリーダーの
スピーチ、パネルディスカッションに参加し、
そこでの言葉を超えた戦いを見極め、
「戦いとしての話術」について書かれています。

ダボス会議という、世界の政治家、経営者、
ノーベル賞受賞の学者などが繰り広げる、
最高の話術を冷静な目で見つめ、
そこから学び取ったものを
私たちに伝えています。

田坂氏のスピーチ、講演、講義にも、
数多く参加いたしましたが、
毎回、心に深く刻まれるものを
与えて頂けることに、
非常に感謝しております。

この新著には、
ダボス会議でのトップリーダー達の
スピーチを通じて、
田坂氏の戦いとしての話術に
ついての理念、思想から、
スキルについてまで語られています。

まさに、
知の垂直統合 を感じます。

この本の中で、
田坂氏がこう言っています。


優れた企業経営者やリーダーは、
意識的、無意識的に、
「多重人格のマネジメント」を
行っている。


つまり、
話術を極めると
聴き手がどういう人達かに合わせて、
自身がどの人格で話をすべきかを選択し、
その人格になり切って話ができる

ということです。

そして、田坂氏は、
この多重人格を使い分けたスピーチの
事例として一つの映画を挙げています。

それが、
チャップリンの『独裁者』です。

ラストシーンで、
独裁者に間違えられた小心な理髪師である、
チャップリンがスピーチを始めます。

その中で、チャップリンは、
幾つかの人格を見せながら、
語っています。

まずは、
実際にそのスピーチを
聴いてみましょう。



チャップリン
『独裁者』より





如何でしょう。
彼は、スピーチの中で、
弱々しい一市民であり、
ナチスドイツと戦う人々に強いエールを
送る政治指導者であり、
そして、
愛情に満ちたメッセージを恋人に
送る心優しい一人の男性
という人格を見せながら、
世界の人々にメッセージを
伝えています。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

チャップリン
『独裁者』より


申し訳ないが、
私は皇帝などなりたくない。

それは私には関わりのないことだ。
誰も支配も征服もしたくない。

できれることなら皆を助けたい、
ユダヤ人も、ユダヤ人以外も、黒人も、白人も。
私たちは皆、助け合いたいのだ。
人間とはそういうものなんだ。

私たちは皆、他人の不幸ではなく、
お互いの幸福と寄り添って生きたいのだ。
私たちは憎み合ったり、
見下し合ったりなどしたくないのだ。

この世界には、
全人類が暮らせるだけの場所があり、
大地は豊かで、皆に恵みを与えてくれる。 

人生の生き方は自由で美しい。
しかし、
私たちは生き方を見失ってしまったのだ。
欲が人の魂を毒し、
憎しみと共に世界を閉鎖し、
不幸、惨劇へと私たちを行進させた。

私たちはスピードを開発したが、
それによって自分自身を孤立させた。
ゆとりを与えてくれる機械により、
貧困を作り上げた。

知識は私たちを皮肉にし、
知恵は私たちを冷たく、薄情にした。
私たちは考え過ぎで、感じなく過ぎる。

機械よりも、
私たちには人類愛が必要なのだ。
賢さよりも、
優しさや思いやりが必要なのだ。

そういう感情なしには、
世の中は暴力で満ち、
全てが失われてしまう。

飛行機やラジオが、
私たちの距離を縮めてくれた。
そんな発明の本質は人間の良心に呼びかけ、
世界がひとつになることを呼びかける。

今も、
私の声は世界中の何百万人もの人々のもとに、
絶望した男性達、女性達、子供達、
罪のない人達を拷問し、
投獄する組織の犠牲者のもとに届いている。

私の声が聞こえる人達に言う、
「絶望してはいけない」。

私たちに覆いかぶさっている不幸は、
単に過ぎ去る欲であり、
人間の進歩を恐れる者の嫌悪なのだ。

憎しみは消え去り、
独裁者たちは死に絶え、
人々から奪いとられた権力は、
人々のもとに返されるだろう。

決して人間が、永遠には生きることがないように、
自由も滅びることもない。

兵士たちよ。
獣たちに身を託してはいけない。
君たちを見下し、奴隷にし、
人生を操る者たちは、
君たちが何をし、何を考え、
何を感じるかを指図し、
そして、君たちを仕込み、
食べ物を制限する者たちは、
君たちを家畜として、
単なるコマとして扱うのだ。

そんな自然に反する者たち、
機械のマインド、
機械の心を持った機械人間たちに、
身を託してはいけない。

君たちは機械じゃない。
君たちは家畜じゃない。
君たちは人間だ。
君たちは心に人類愛を持った人間だ。
憎んではいけない。
愛されない者だけが憎むのだ。
愛されず、自然に反する者だけだ。

兵士よ。
奴隷を作るために闘うな。
自由のために闘え。
『ルカによる福音書』の17章に、
「神の国は人間の中にある」
と書かれている。

一人の人間ではなく、
一部の人間でもなく、
全ての人間の中なのだ。
君たちの中になんだ。
君たち、人々は、機械を作り上げる力、
幸福を作り上げる力があるんだ。

君たち、人々は人生を自由に、
美しいものに、この人生を
素晴らしい冒険にする力を持っているんだ。

だから、
民主国家の名のもとに、
その力を使おうではないか。 

皆でひとつになろう。 

新しい世界のために、
皆が雇用の機会を与えられる、
君たちが未来を与えられる、
老後に安定を与えてくれる、
常識のある世界のために闘おう。

そんな約束をしながら、
獣たちも権力を伸ばしてきたが、
奴らを嘘をつく。
約束を果たさない。
これからも果たしはしないだろう。
独裁者たちは自分たちを自由し、
人々を奴隷にする。

今こそ、
約束を実現させるために闘おう。
世界を自由にするために、
国境のバリアを失くすために、
憎しみと耐え切れない苦しみと
一緒に貪欲を失くすために闘おう。

理性のある世界のために、
科学と進歩が全人類の幸福へと
導いてくれる世界のために闘おう。

兵士たちよ。
民主国家の名のもとに、
皆でひとつになろう。

チャールズ・チャップリン
『独裁者』より、スピーチ

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


田坂氏の新著から、
また多くのものを
学び取りたいと思います。


天崎 拝

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