プロの学校

なんでもできる平均人(ジェネラリスト)より、これが強みだというプロフェッショナルを目指せ! プロの自分をつくる極意を伝授。 成長を続けるための「心・技・体」入門。

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プロフェッショナルは、もう一人の自分を持て。

プロフェッショナルは、

もう一人の自分を持て。



毎週、我が師匠、
多摩大学院教授、田坂広志氏から、
風の便りというショートメッセージを
頂いております。

非常に短いメッセージの中に、
深い意味が込められており、
自分の仕事や生き方と
照らし合わせて、
その意味を考えています。

今回のテーマは、

もう一人の自分

です。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

もう一人の自分


 世界中で多くの役者が学ぶ俳優術として知られる
 「スタニスラフスキー・システム」

 その創案者であり、ソビエトの演出家でもあった
 コンスタンティン・スタニスラフスキーが、
 次の言葉を残しています。


  悪人を演ずるときは、その善いところを探せ。
  老人を演ずるときは、その若いところを探せ。
  若者を演ずるときは、その老いたところを探せ。


 俳優が劇中の人物を演じるときの心得を語った
 この逆説的で、洞察的な言葉。

 この言葉を読むとき、
 それが、俳優術を語った言葉ではないことに
 気がつきます。

 なぜなら、
 もし、人生というものが「一つの物語」であり、
 我々が、その物語の「主人公」であるならば、
 その素晴らしき物語を演じるために、
 この言葉は、深い意味を持つからです。


 もし、理想を求めて歩みたいのであれば、
 自分の中の現実主義者の部分を見つめる。

 もし、他者を愛して生きたいのであれば、
 自分の心の奥深くに潜む憎悪を見つめる。

 そのとき、我々は、
 自分の中のもう一人の自分に気がつき、
 その自分との対話を始めることができるのでしょう。


 スタニスラフスキーの言葉は、
 そのことを教えているのかもしれません。


 田坂広志

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ここで紹介されている
コンスタンチン・スタニスラフスキーは、
19世紀に、ロシア革命の前後を通して活動した
ロシア・ソ連の俳優であり演出家です。

20140525101713199.jpg



彼が創り上げた俳優の教育法は、
スタニスラフスキー・システムと呼ばれ、
世界の演劇、映画俳優に大きな影響を与えました。

彼の影響を受けたリー・ストラスバーグら
アメリカの演劇陣によって、
1940年代にニューヨークの演劇で、
メソッド演技法が確立されます。

これは、
役柄の内面に注目し、
感情を追体験することなどによって、
より自然でリアルな演技・表現を行う

というものです。

この理論を基本とした
「アクターズ・スタジオ」は、
マーロン・ブランド、ジェームス・ディーン、
ポール・ニューマン、ダスティン・ホフマン、
ロバート・デニーロ、アル・パチーノらの名優たちを
次々にスクリーンに輩出しています。

田坂氏は、スタニスラフスキー氏の言葉から、
自分の中のもう一人の自分と対峙せよと言います。

そして、こう言います。

 もし、理想を求めて歩みたいのであれば、
 自分の中の現実主義者の部分を見つめる。

 もし、他者を愛して生きたいのであれば、
 自分の心の奥深くに潜む憎悪を見つめる。

 そのとき、我々は、
 自分の中のもう一人の自分に気がつき、
 その自分との対話を始めることができるのでしょう。


自分の中に、もう一人の自分を見つける
とはどういうことでしょう。

私たちの中には、
相反する自分があり、
葛藤が起こります。

それは、
白い自分に対する黒い自分
と言ってもいいかもしれません。

そして、
その裏の自分を見つめ、
それも自分であると認識するためには、
さらにもう一人の自分が必要です。

それは、
ふたつの顔を持つ自分を
さらに離れた所から見つめる自分、
自分を客観的に見る自分
です。

すなわち、
これは心理学で言う、

メタ認知

です。

真のプロフェッショナルを
目指すならば、

自分の中に第三の自分を持ち、
自分のことを外から冷静に眺め、
時に助言し、時にコントロールする

そのメタ認知の力を
持たなければなりません。

天崎 拝
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| 田坂広志に学ぶプロフェッショナルの哲学 | 08:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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