プロの学校

なんでもできる平均人(ジェネラリスト)より、これが強みだというプロフェッショナルを目指せ! プロの自分をつくる極意を伝授。 成長を続けるための「心・技・体」入門。

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木を植える覚悟

我が師、田坂広志多摩大学院教授から、
毎週、風の便りというショートメールを
頂いております。

非常に短いメッセージの中に、
深く、そして広い意味が込められています。

まさに、言霊というべきものでしょう。

さて、今週は、

木を植える覚悟

です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

木を植える覚悟

 大学時代、親しい友人が集まり、
 人類の文明の将来について語り合っていたとき、
 物理学を専攻していた友人が、
 思索的な表情で、語りました。

  物理学のエントロピーの法則によれば、
  この宇宙は、無秩序が増大し続け、
  いずれは、すべてのものが平衡状態に達し、
  「熱死」(ヒート・デス)を迎える。
  それでも、人類の文明の将来を語るのか。

 すると、その意見に呼応するように、
 天文学を専攻していた友人が、語りました。

  たしかに、そうかもしれない。
  そもそも、この地球という惑星も、何十億年か後には、
  赤色巨星となって膨張する太陽に呑み込まれ、
  消滅してしまうのだから。

 この友人のやりとりを、懐かしく想い出します。

 一笑に付せるようでありながら、
 どこか、心に虚無感を忍び込ませる
 この二人の友人の言葉。

 しかし、
 それからの歳月の中で、
 その虚無感の暗闇に、
 一つの光を与えてくれる言葉に出会いました。

  たとえ明日、世界が終わりになろうとも、
  私は、リンゴの木を植える。

 マルティン・ルターのこの言葉は、

 世界が、どう在るかではなく
 自己が、どう在るか

 その覚悟の尊さを、教えてくれたのです。


 田坂広志

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2014060712411799c.jpg


たとえ明日、世界が終わりになろうとも、
私は、リンゴの木を植える。

この言葉は、宗教改革に命をかけた
マルティン・ルターの言葉です。

明日、世界が終わりになってしまう
ということは、
今日、リンゴの木を植えても
実りを得ることはありません。

それに、
リンゴの木そのものも
無くなってしまいます。

それどころか、
それまでの仕事も、
財産も、家族も、記憶さえも、
一切を失ってしまいます。

それ以上に、
人類の歴史でさえ失われてしまいます。

このように、
全てが無に帰する中で、
なぜ、それでも木を植え続けるのでしょうか。

リンゴの木を植えることは、
例え、未来において全ての存在が
失われようとも、
決して明日への希望を捨てず、
今を生き抜いていくという覚悟
です。

そして、
その覚悟で生き切ることができるならば、
この世界に本当に最後の時が来たとしても、
後悔することなく、誇りを持ち続けることが
できるのでしょう。


天崎 拝
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| 田坂広志に学ぶプロフェッショナルの哲学 | 08:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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