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経営者の失ったもの

経営者の失ったもの


我が師、田坂広志多摩大学院教授から、
毎週、風の便りというショートメールを
頂いております。


非常に短いメッセージの中に、
深く、そして広い意味が込められています。

まさに、言霊というべきものでしょう。

今週のテーマは、


「経営者の失ったもの」

です。

まずは、ご一読下さい。

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昔、ある企業の経営者の部屋を訪問したときのことです。

その部屋には、小さな額縁に入った
不思議な写真が飾ってありました。

それは、太平洋戦争において、
米軍機の総攻撃を受け、
炎と煙を上げながら、
いま、まさに沈没しようとしている
日本軍の巡洋艦の写真でした。

攻撃中の米軍機から撮影したと思われる
その写真を飾っている理由を伺うと、
経営者は、静かに、答えました。

その船に、私は乗っていたのですよ。


その巡洋艦の沈没とともに
多くの水兵が海に投げ出され、
その人物も、夕刻の海を漂流しながら、
死を覚悟したとき、
奇跡的に通りかかった自軍の船に助けられ、
九死に一生を得た。

その経営者の話を伺ったとき、
なぜ、その人物が、
千人を超える人々が集まる場において、
ただ静かに乾杯の音頭を取るだけで、
その場の雰囲気を制するか、
その理由を知りました。

生死の体験から掴んだ
一つの資質。


重量感


それは、いま、
多くの経営者が
失ってしまったものなのかもしれません。


 田坂広志

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戦争という原体験が、
この経営者のビジネスへの覚悟を支えています。

以前田坂先生から学んだことですが、
名経営者として成功するためには、
3つの体験が必要だと言います。

1つが投獄、1つが戦争、1つが大病。

そうい生きる死ぬの体験をしていない限り
名経営者にはならないと言うのです。

今は、3番目の大病はあるかもしれませんが、
投獄されても死ぬことも、
戦争もないでしょう。

だから、
もう名経営者は出てこないのでしょうか。

そんあことはありません。

自分を極限状況に置いて、
ビジネスにかりたてて行けるかどうか、
それは心の置きどころによるはずです。

腹を決め、覚悟をしてビジネスに臨む。

重量感を持った生き様が求められるのでしょう。


天崎 拝





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| 田坂広志に学ぶプロフェッショナルの哲学 | 08:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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