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ライザップは売上もコミットできるか?

ライザップは売り上げもコミットできるのか



スポーツジムライザップは、
腹の出た中年親父の赤井英和さんが
プロボクサーの頃のように見違えるように変身したCMで、
一気に認知度が高まった。

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ライザップを運営する健康コーポレーションでは、
このCMの反響で通常、月間3000件の問い合わせ件数が7000件と倍増。

これまで利用者が女性6割、男性4割で、
年齢層が女性は20代〜40代中心だったが、
CMのおかげで赤井さんと同世代の50代男性からの問い合わせが増加しているという。

現在38店舗では約6000人がトレーニング中で、
そこに500人以上の順番待ちがいる。
創業3年目の2015年3月期末の売上高は100億円だが、
200億円に向かって成長しつつある。

順番待ちが発生するほどの人気だが料金は高い。
2カ月間トレーニングする標準コースで、29万8000円。
プラス入会金5万円も必要。
個別トレーナーの指導で、週2回、1回50分の筋トレを行う。

初回のカウンセリングで、
体重やウエストサイズなどの数値目標と
「◯◯のようになりたい」という目指すイメージも決める。

また、毎日の食事指導も低糖質・高タンパクの食事を徹底し、
毎回食事の写真を撮ってトレーナーにメールで報告すると
細かい指示が飛んでくる。

トレーニング開始後30日間は、
食事報告などの条件付きで全額返金保証しているが、
返金は全体の3~4%程度。

高単価のサービスであるが、他社よりも原価率が低い。
特に地代家賃が通常20%に対して、4%、水道光熱費は、10%に対して1%、
設備維持費が5~8%に対して1%といずれも低い。
実際に5畳ほどの広さの個室ブースにあるのは、
大きなベンチプレスの機械のほかは、
バランスボールや腹筋用のマットくらいなので、
水道光熱費や設備維持費は低い。

また店舗の立地が、大通りには面しておらず、
しかもビルの2階などに入居しているので、
誰かに教えてもらわないと気づかない。

広告宣伝で集客するので、店舗が駅から近い必要はなく、
ビルの地下でも地上でもいい。

それで地代家賃も抑制できる。
坪当たり売上高は年間約250万円で、粗利率も高いので、
広告投資ができ、宣伝することでさらに売上が上がる
という善循環のモデルになっている。

ただし、
広告宣伝だけで、売上アップするにはいずれ限界がある。
次の一手は、利用期間をいかに伸ばしていくかだろう。

今の所、瞬間風速のダイエット一本に集中特化しているが、
これからはダイエットから、健康維持を訴求するはずだ。

健康維持なら長期間通ってもらえる可能性が高い。
さらに、比較的お金に余裕のある50~60代のシニア層をシフトさせていくだろう。
いずれ60歳代のシニアがみるみるうちに健康的に変わるというCMも打つに違いない。

高齢化社会にも一石投じるユニークなビジネスモデルになる可能性が高い。
取り組み中の事業に加えて、これも面白いチャレンジではないだろうか。



天崎拝
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